wp38 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
歌姫
”見終わった”になってたけど、どんな内容だったか忘れてたから改めて観てみた。
でも1話の中盤でEDまでの展開を思い出した。
それでも所々記憶に欠落してる箇所があったからとりあえず最終話まで観た。
{netabare}要は、異世界から飛来した存在に心奪われ、間違ったやり方で願いを叶えようとした。
でも、その間違いに皆が気付き、更に真実まで明らかにされ、結果大人しく粛正される道を選んだ。
簡単に言うとそんな感じだろうか。
序盤の1話目2話目で断念してしまう気持ちは分からなくも無いけど、4話で新展開があり、
それ以降は徐々に物語の核心部分が明らかとなってくるから、我慢してって言うのは変だけど、
出来れば萎えずに見続けて欲しいって思う。
あと、あの異世界の存在に雌雄があるとは思えない。
なのになぜ朝桐と初めて出会った時に女性らしい仕草や行動を取ったのか。
多分、乗り移った先の個体によりその性別が一時的に固定される、そう勝手に考えて納得した。
愛離が消滅する事無く、戦闘にもならずに済むような共存の道が何かあるように思えたけど、
そもそも愛離達は、自分たちの命を長らえさせる為に生物を改造し乗り移るって事のようだから、
それは非常に難しいのかも知れない。
まぁ、同じ人間という生物でも、価値観や思想の違い等により争いが起きてしまう。
ましてや相手は異世界の存在。
人間でも難しい事なのに、それを未知の存在相手に求めても上手くいくとは普通思えないよなぁ。
だとしても試みは大事かな。ま、綺麗事かも知れないけどね。
人の形をしていて、人間らしい行動したり感情を持ち合わせてさえいれば同種と認識される。
しかし、人の範囲を超えた力や姿を見せられた時、その意識は反転し、驚異や畏怖に変わる。
そういう点では、人間はなんと愚かで勝手な生き物なんだと痛感させられた作品だったと思う。
あ、作中でカナリアが歌ってた『Time to go』って歌、スッゴく良かった!
これまで観てきた作品の挿入歌で2曲目のお気に入りになった。
自分がどんな精神状態だったとしても、その良さが一切ブレないと感じられた1曲。{/netabare}