ヌンサ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「あの頃"は"楽しかった」じゃなくて「あの頃"も"楽しかった」
そんな「ARIAシリーズ」のアリシアさんの名言を思い出す作品でした。
そもそも「ARIA」と同じ原作者と(総)監督という情報が無かったら、一生見なかったと思います。
まず、タイトルで完全に"下らない日常系作品の一種"だと思い込んでいました。リアルタイムでは当然0話切り・・・。
しかし、息をするかのごとく名作でした。タイトルに偏見を持っている人がいたとしたら大変もったいない作品です
・・・いや、ひねくれてるのは僕だけか(笑)
天野こずえさんは水が好きですねぇ。あと猫。
"アナログ"や"スローライフ"というのも、彼女が好きなテーマでしょう。
ネオ・ヴェネツィアも今作の伊豆も、文明に囲まれた僕が滞在したら発狂してしまうこと間違いなし(笑)
双葉が使用しているデバイスが、スマホではなくガラケーなのは、連載開始時の問題なのか天野さんの思惑があるのか
・・・しかしブルマて(笑)ブルマとガラケーって、時代的には入れ違いくらいな気もするけど・・・。
登場人物の服装(制服)も、天野さんの趣味なのでしょうか。母曰く「めっちゃ動きづらそう」
口癖も「ARIA」ではギリ許していましたが、今回はさすがにアウトかな・・・(笑)
音楽も「ARIA」と方向性は近いです。しかしGONTITIて!「ARIA」の音楽を聴いているときも
「GONTITI感・・・ていうかlive imageっぽいな」と思っていたので、あまりにもドンピシャでした。
例えるなら、攻殻機動隊の主題歌をビョークが担当するくらいベタ(担当してないけど)だが最高。
坂本真綾さんのオープニング曲も、素晴らしく世界観にマッチしていて、毎話感動します。
キャストで驚いたのは、小日向きの役の井上喜久子さん。ついこの前、「キディ・グレイド」のアールヴ役で低音ボイス云々レビューしましたが、今作では低音すぎて最初喜久子さんだと全く気が付きませんでした。
キャリアを重ねた声優さんでも、まだまだ進化の余地はあるってことですね、すごすぎです!
2期を見たり原作漫画を読んだりと、まだまだ楽しみがいっぱいです。
P.S.「ARIA」でも思いましたが、先生が特定の生徒とつるみ過ぎ問題・・・(笑)伊豆だから生徒数が少ないのかな?