「七つの大罪 戒めの復活(TVアニメ動画)」

総合得点
73.2
感想・評価
316
棚に入れた
1906
ランキング
1042
★★★★☆ 3.6 (316)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

力の底も腹の底も見せない主人公。

七つの大罪の2期目。(間にテレビスペシャルあり。)

「アーサー王伝説」を元ネタにしている以上”伝説や神話らしい”大味な展開の連続も、計算のうちでしょう。

亡くなっても復活する登場人物たちに、インフレ化していく戦闘力。
破天荒な主人公メリオダスに引っ張られて、はちゃめちゃな展開を見せるストーリー…。

ジャンルの似ている作品に名作「ドラゴンボール」がありますが、意図的に手を抜き、力の底を見せない傾向のあるメリオダスに対し、悟空はよっぽど単純であり、心情が理解しやすい主人公です。
展開もドラゴンボールは「強大な敵と戦う物語」ですが、「七つの大罪」は加えて「過去の清算」も描いており、過去の回想シーンや登場人物一人一人の心理描写にもより重きを置いております。


それが悪いわけではありませんが、大味な割に「散らかっている」ような印象があります。
大味なバトルの最中に、急に訪れる『奇跡的な』再会…といった展開が続くと、若干しらけてきます。

((「超」や「GT」はともかく)ドラゴンボールも大味な作品ですが、実に潔い作品です。風呂敷を広げ過ぎず、敵の思惑だって単純そのもの。その世界の中で、登場人物たちがひたすら一生懸命格好良く戦う。単純ゆえに、登場人物誰にでも感情移入ができ、世界観にどっぷり浸かれる、バトル作品を究めた名作だと思います。)


長々と書きましたが、一言でいえば

『エリザベスはリズの生まれ変わり』

みたいな急展開が苦手なんです!

偶然出会って惹かれあった2人ではなかったわけです。
無知だったエリザベスはともかく、そういう事情をおくびにも出さないメリオダスの接し方が少し気に食わないわけです。(色々事情があるのでしょうが…)
ここまで腹の底を隠しているキャラが主人公だと、イマイチ感情移入しづらいなぁ…なんて。

全4クールほど楽しませていただいたわけで、少なくとも嫌いな作品ではありません。エレイン関係の話とか特に気になります。

ただ、それぞれの主要キャラが視聴者の知りえない重たい過去を持っている方ばかり(全ての過去が明かされたキャラも増えてきましたが)なので、イマイチ箸休めできない印象がある点が多少苦手かもしれません…。
エリザベスすらもよくわかんなくなってきましたし…。

基本的に内容は面白いし好きな作品ではありますが…。

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投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 490
サンキュー:

5

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