STONE さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「TIGER & BUNNY」的雰囲気を持つが
同じサンライズ制作の「TIGER & BUNNY」(以後タイバニと表記)に似たテイストで、メインが
バディという構成も同じ。
「タイバニと同じ世界線なのでは?」と思わせるような部分もあったが、結局は
分からないまま。
メタ的には本作が人気が出たら、以後にリンクした作品が出てきたのかもしれないけど。。。
先に書いたバディだが、主役のダグラス・ビリンガムとキリル・ヴルーベリ以外もバディ制を
取っており、いずれのコンビもなかなか魅力的であるが、ダグとキリルのコンビ以外は
女性コンビばかりで、タイバニより女性キャラが多い印象。
この辺はタイバニが女性ファンが多かったのに対して、男性ファンを呼び込もうとしての
ものなのだろうか?。
メインのダグとキリルを始め、総じて高感度の高いキャラが多かったが、逆に全体的に
こじんまりとまとまってしまった感がある。
これは敵役にも言えそうで、もう少し振り切ったキャラがいても良かったかな。
タイバニ以上にコメディ色が強かったが、ある種の社会性もドラマに取り入れるなど硬軟の
バランスが良い印象だが、逆にコメディとしての勢いは弱くなってしまった感はあった。
話作りは割とうまくまとまっており、更にコメディ要素かと思われた部分が後に重要に
なるなど、意外性のある伏線の張り方も上手い。
ただ1クールゆえになんとか押し込んだ感もあり、SEVEN-Oの戦闘もやや単調。
はっきり言ってタイバニほどの人気は得られなかった作品だが、タイバニに比べてそれほど
悪い点があるとは思えず、細かいバランスの差が大きかったりするのかも、と思えた作品。
2019/01/14
2020/04/03 誤字修正
2022/12/18 加筆・修正