タック二階堂 さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
パラレルにさまざまな女の子と恋をするギャルゲー。
詳細は公式でも。
2年前のクリスマスに振られて恋に臆病になった
主人公が、クリスマス一か月前を分岐点に、
さまざまな女の子と4話完結で恋をしたらという
パラレルワールドのifラブコメ。
大前提として、なぜこの主人公をみんな好きになるのか、
謎でしょうがないというところがあります。
それは最初の森島先輩編から思います。
なぜ学校一の美女が、冴えない後輩にそうまで
ラブラブになるのか。これはまあ、飼っていた
犬っぽいからという理由らしくない理由で、
いちおう納得できなくもないですが……。
悪友の薫編が、いちばんスッキリと納得いく話。
だけど、中多紗江編からおかしさが加速。
バイトの面接のために人見知り克服の特訓をする
のはわかりますが、それで体操服に着替えさせたり、
水着に着替えさせたりするという意味不明さ。
七咲逢編は、もはやなんだか…
公園でブランコからジャンプした逢のパンツを
覗き見て、痴漢扱いされ、学食でカレーかトンカツか
迷って選ばなくて煽られ、友達の紗江と胸の大きさを
比べて「もっと大きくなれよ」とか言って怒られ、
女子水泳部の練習を覗いて責められているのに
「鍛えられた大胸筋の胸を覗きたかった」とか
言った主人公を好きにる理由って何?
どこにこんな気持ち悪い男を好きになる要素があるの…。
実は「セイレン」のほうを先に観ていて、その前に
放送されていたこれのほうが面白かったという意見が
多いので観てみましたが、同じようなもんというか
ほとんど同じでした。悪い意味で。
なんていうか、おっさんが「こういうJKたちがいたらいいな」
という妄想を映像化した作品であり、リアルとは
程遠いのかなあと。
これをお手本にして高校デビューしようと考えている
男子中学生。絶対にやめたほうがいいです。
おかしな人間だと思われますからね。