「約束のネバーランド(TVアニメ動画)」

総合得点
92.8
感想・評価
1134
棚に入れた
5488
ランキング
17
★★★★☆ 3.9 (1134)
物語
4.1
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

子供だからといって、侮れない! 「考え、行動する人間」に年齢は関係ない。

2019.03.31【簡易感想】
かつて「トリビアの泉」でも紹介されたように「ネバーランド」が舞台となるピーター・パンの『原書』では、
「ピーター・パンの仲間に・・・子供しか居ないのは・・・・・・・・・ピーター・パンが成長した子供を殺していたからだった。」
へ~、エーッ!へ~、へ~、へ~、へ~、へ~、へ~、へ~、・・・
それが元ネタになってるかどうかはわかりませんが、


高い壁に囲まれた広大な敷地にある孤児院「グレイス=フィールド=通称:ハウス」。優しく子供たちから慕われるゴシックメイド姿のママ(イザベラ)の元、多くの子供たちが仲良く健やかに日々幸せに暮らしていた。
ある日、少女・コニーに里親が決まり、ハウスを出ることに。別れを惜しみながらもイザベラに連れられ「門」に向かうコニー。
しかし、コニー愛用のヌイグルミが置き忘れていることに気づいた年長の少女・エマと少年・ノーマン。
まだ間に合うとばかりに急いでヌイグルミを届けようと「門」に駆けつけたエマとノーマン。しかし、そこで驚愕の事実を知ることに・・・

施設の管理運営をしているのは「鬼」と呼ばれる異形の存在。健やかに育てられた子供たちは「鬼」たちの食糧だった!
コニーも事切れている姿を目の当たりにし、かつてない「恐怖」にかられるもその事実を受け入れ(耐え抜いて)、エマとノーマンは残りの子供たち全員の「脱走」を決意する・・・



「進撃の巨人」みたく、「謎世界」と「数多の真実」の小出しによるミステリー感。
子供ながらに命がけの覚悟と「保険」を二重・三重かけた綿密な計画。
脱出を計画するエマ・ノーマン・レイ。それを阻もうとするイザベラとの緊張する「笑顔の裏の探り合い」な駆け引き。
子供たちの無邪気な描写を見せながらも、ドン底に突き落とすようなサスペンス・タッチなど、なかなか面白かったです。
(オタキングの『アノ人』も緻密な設定感世界が好きなので、割と推してるみたい)

現実においても上質の食材部位を獲る為に牧畜・植物栽培にストレス無く育てようと「心地いい音楽」なんか聞かせることがあるようですが、本作においては「脳」が鬼たちにとって美味(?)な素材となっているのようなので、子供たちには定期的に知育テストを実施して「上質の脳」を作り出そう(育てよう)としていた様子。(知識向上の為、蔵書も豊富でしたが「アノ暗号」は管理側にとって盲点でしたネ) でも年齢関係なく「知恵・知識」をつけた人間って「ロクな事」しませんからネ。ましてや子供の行動力はハンパないですから・・・(笑)
反旗の想定は「鬼」たちもしていただろうけど、厳しい躾だとストレスが溜まるから、伸び伸びと育てつつ反抗心が無いか監視しなけりゃならない「ママ」の仕事はホント大変そうだ。

劇中「敵対悪」として描かれたイザベラでしたが、最終回でのダイジェスト半生、 {netabare}  かつてエマと同じように脱走を試みるも壁まで登ったはいいが「アレ」のせいで断念→管理者(ハウスのママ)要員としてスカウト→教育(養育)修練の日々→事務的な(?)種付け懐妊→出産後、晴れて管理者として就任→実子との邂逅(えー!『あの子』が・・・というサプライズ!){/netabare}を見せられると、彼女の人生をとても不憫に思い同情させられます。(鬼側に転んだ絶望ってなんだったんだろう?)

1クール「脱出編」で続きは2020年。果たして脱出したエマたちの前に待ち受けるのは希望の光か?地獄の試練か?

投稿 : 2019/03/31
閲覧 : 142

約束のネバーランドのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
約束のネバーランドのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

ページの先頭へ