タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今クール最大のダークホース。
詳細は公式でも、
両親を失い、独り暮らしになったミステリー作家のスバルと、
墓場で出会った猫のハルの同居生活です。
そう。雰囲気は「ばらかもん」ですね。
まあ、ほんわかとした感じです。
これなら継続視聴して良さそうですね。
======第2話視聴後、追記です。
これは毎回、AとBで同じ話を主人公目線と猫目線で
やるんですかね。
「ポプテピピック」じゃないんだから。
今回は猫に名前が付きましたという話。
でも猫としては「ハル」=ごはんだったのね。
そしてCV担当が山崎「はる」かさんという。
絶対、名前でキャスティングしたでしょw
まあ、一定水準以上の出来ではあります今のところ。
不作の今期では上位でしょうかね。
======第6話視聴後、追記です。
ゼロジー制作ということで、あまり期待していなかった
のですが、これは侮っていました。
思いのほか面白いです。
猫のキャラデザにはちょっと納得はいかないのですが、
ストーリーが良いですね。
低調な今クールにおいては、上位争いも可能です。
ナンジョルノのEDも良いですね。
けっこう泣けます。
======第10話視聴後、追記です。
{netabare}
なぜ、この作品が泣けるかと考えたら、
実に明白でした。それは両親を事故で亡くした
ということ。
素晴の回想で、優しい両親の在りし日の姿が
出てくるのです。それも、自身の対応にかなりの
後悔を含んで。「もう少し素直に話をすれば
よかった」「なぜ、あの優しさに気づかなかったの
だろう」というような。
そういった素晴の内に秘めた悲しみを、猫のハルが
少しずつ本人と観ている僕たちに気づかせてくれる
というのが、この作品の骨子になっているのだろう
と思います。全体のテイストがふんわりコメディ
だから、なおさら通底にある物悲しさが涙腺を刺激
するのかなと。
そしてナンジョルノのEDが、これまた絶妙。
さすが奥華子。これを観ていない人には春らしい
ミドルテンポの綺麗な曲ですが、観ている人は
聴くたびに涙が流れるツボを押されます。
人の死、それも親の死というのを泣かせに使うのは
ズルいとは思いますが、その直球にやられるのも
いいかなって思わせてくれる作品です。
{/netabare}
======最終話視聴後、感想です。
{netabare}
台風の中、外に出てしまったハルをみんなで探す
という最終話でした。
ぶっちゃけ、放送が始まる前はまったく期待して
いませんでした。
程よくふわふわした猫との日常アニメかなぐらい
の期待感でしたが、始まったら評価が一変。
ハートフルな感動ストーリーでした。{/netabare}
まさにダークホース中のダークホース。
観てよかったなあという作品でした。