岬ヶ丘 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
これからに期待……
シリーズ最長エピソードのアニメ化ということで破格の長期クールで放送する本作。とはいえ、なかなか物語の前進が感じられない展開が続いた。このエピソードはキリト・ユージオ以外のメインキャラにほとんど出番がないのが残念。このエピソードからの新キャラクターも多く登場するが、あまり魅力を感じない。
また世界観的にはシステムにより管理された世界ではあるものの、これまでのエピソードに比べてファンタジー要素が強い。純然たるファンタジーものではないことは分かっていても、SAOらしいゲーム世界観の全容がなかなか見えないのでモヤモヤ。終盤カーディナル・アドミニストレータが登場したあたりから、ようやくSAOらしさが出てきたかなという感じ。
展開が川原先生の別作品「アクセル・ワールド」の心意システムに似た設定が盛り込まれているので、二つの作品が一つの方向を向き始めたというか、作者のメッセージ性が合致してきているのかなという印象は受けた。
ただ序盤ではアリシゼーション計画の把握が難しく、「魂・心」という大きなテーマの全体像もあまり見えない。そのあたりのメッセージ性がもっと掴めるようになると、より楽しく見られると思う。
画のクオリティは劇場版並み、OPの演出がかっこよかったのでそこは〇。
視聴日 19/1/8