oneandonly さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
バトルシーンの作画が魅力的な作品
世界観:7
ストーリー:5
リアリティ:7
キャラクター:6
情感:5
合計:30
<イントロダクション>
それは、手にした者の願いを叶えるという万能の願望機――「聖杯」をめぐる物語を描いたヴィジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』。
その最終ルート[Heaven's feel](通称・桜ルート)が全三部作で劇場版アニメ化される。
アニメーション制作は2014年にTVアニメ版[Unlimited Blade Works]を手掛けたufotable。キャラクターデザイン・作画監督として数々のTYPE-MOON作品のアニメ化を手掛けてきた須藤友徳が監督を務める。
(公式サイトより)
FateシリーズはZero⇒stay night(スタジオディーン)⇒UBWとTVシリーズを視聴してきており、元々はZeroの著者が虚淵氏だったことや、あにこれ評価が高かったためであり、その後、世界観をもう少し理解しようと手を広げてきたのが背景にありますが、Fateファンの知人から強く推薦されたことが直接のきっかけです。
Fate関係作品は他にも多数あると思いますが、一応、主要作品は見てきたのだと思いますし、次なる主要ルートであるHeaven’s feelも興味がありました。
{netabare}さて、本作は劇場版3部作の1作目で、ストーリー的な盛り上がりに欠けていたのが全体的な感想になりますが、ufotableらしく作画は美しく、高速道路上での真アサシンとランサーのバトル等に制作陣の心意気を感じられました(Fateはバトルシーンが魅力的な作品ですね)。
尺の関係で士郎とセイバーの契約シーンがOPで終了(原作では一番長いルートらしいので、劇場版3作では足りない気もするので妥当でしょうね)。各サーヴァントの主従関係もルートによって異なっており、記憶のシナリオと異なるわけで、私も若干苦戦したため新参者はまずついてこられない作品と言えます。
ストーリー的な盛り上がりはないと言いましたが、サーヴァントが脱落するスピードは他のルート以上なので、確実に進んでいる実感はありました。これまで活躍する場面の少なかったライダーが活躍したのが良かったです。
なぜか印象的だった言峰のマーボー豆腐シーン。2皿目は士郎へのサービスかと思いきや自分が食べるのかよ!とツッコんでしまいました(笑)更に、言峰が可哀想な気がした士郎の捨て台詞。両者のすれ違いをなかなか見られない角度で表現しているのかも。
セイバーが退場し、{/netabare}ここからの展開は期待できそうです。劇場版2作目も公開ですし、引き続き注目したいと思います。
(参考評価:3.7)
(視聴2018.12)