ヌンサ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アストロガール
正直、見たことも聞いたこともないタイトルでした。
しかし、以下の動画をきっかけに興味を持ち、視聴するに至りました。
↓アニメ井戸端会議(2018年7月26日配信)
https://youtu.be/T6CHPgYcfE8?t=5911
見るといきなり既視感。
そう"2005年くらいの作品っぽい"とレビューした「RErideD-刻越えのデリダ-」です。
今作は偶然にもちょうど2005年の作品ですし・・・。
"おっさんと美少女のバディもの"という、このころのアニメだなぁと感じる設定は、真下耕一監督感満載です。
オープニング曲の感じからしてFictionJunctionっぽいというか、
梶浦由記さんみを感じる曲調・アレンジで、非常に懐かしさを覚えました。このころのアニソンはホント大好きです。
美少女×機械(パワードスーツ、バイクなど)という、僕らおっさんが涙を流しながらよだれを垂らす設定も最高です!ただ、思ったほど活用されていなくて少し残念でしたが・・・。
演出もちょうどいい湯加減でした。特に萌えというかサービスシーンがあっさりしているのが良い。近年の作品だったら、時間をかけて過剰に描写してしまいそうです。ツッコミを登場人物にさせるか視聴者にさせるか、とか。
声優さんたちも大好きな方たちばかりで耳が幸せでした。特に広橋涼さんの声は最高。ゆかりんも、近年はあまりやらなくなったタイプのキャラクターだったので新鮮でした。
地味にびっくりしたのが田坂秀樹さんの声です。一瞬、塩沢兼人さんかと思いましたよ。
あと、大塚芳忠さんが演じるキャラの名前がホウ・チュウて・・・(笑)なんか手も攻殻機動隊みたいになってるし。
第6話は、「カウボーイビバップ」の第8話
「サムライチャンプルー」の第11話を彷彿とさせるエピソードでした(ある意味ベタ)。
上記動画を見た上だったので、結構かまえていました。ありがちなどんでん返しでは驚かないぞ、と。
なので、中盤{netabare}ローズがロイの娘だと判明した時{/netabare}もそこまでは驚きませんでした。
{netabare}瓦礫の下敷きになった時も、まあ生きてるだろうと。{/netabare}
しかし、最終盤の展開にはさすがに画面の前で声を上げるくらい驚きました。
細かい世界観とかも、なんとなくカッコいいから設定したわけじゃなかったんだ!と。
今見ると、未登録市民→不法移民だったり
未登録市民の地位→マイノリティの地位をイメージさせたりと、新たな視点で楽しむことができるかもしれません。
見たことない人にも、一度視聴することをオススメしたくなる作品でした。