ダレイオス さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
頭を抱えてしまうアニメかな
まず開始のアバンで思うことは開始1秒で「あれ?」これどこかで見たことあるぞシーンが出てきて
開始20秒でセリフもあれのオマージュじゃないかと
別に調べてはないけど気付きました。12人の妹がいる某アニメですね。
しかも、それはこのアニメの主人公の夢の話で、実際に某アニメのキャラが
出てきて視聴者サービスになってましたね。
それはいいのだけどなので嫌な予感しかしないです。
あのアニメて2001年の作品にしても異様に作画が悪かったので・・・
そして本編に入るとやはり作画は気になるな・・・
作画が90年代の感じなんですよね。
キャラクターデザインでキャラの目が大きくてタレ目だったり
髪型のカーブの仕方も昔だな・・・と思いました。
顔の輪郭とかも昔ぽいな・・・と思った。
演出も1枚絵をスライドさせたりだけだったり
チョット工夫がないかなと思った。
昔風なのは、別にそれはそれでいいとは思うのだけど工夫は感じさせてほしかったな
昔風にしても演出はかなり悪い。
さらに演出は変でもあるな、教室で寝ていたはずなのに急に本屋にワープしていて
意味がわからなかったです。演出は上手くはなさそう。
設定はラノベ作家志望の高校生の男性主人公と主人公のことは本当は大好きだけど
兄の前ではそれを出さずにいつもはツンデレな中学生の妹で
妹は生徒会長で成績優秀で運動神経も抜群でその上何とラノベ作家というもので
妹がラノベの新人賞の大賞を受賞した所から始まり
そのことを兄に報告する所から始まる。
そしてそのラノベがお兄ちゃんが大好きなことを隠している妹ものだったりして
そのことから、この妹が主人公のことを大好きなことがわかるもので
さらに自分がラノベを書いているのがバレると色々まずいから
作者代理として主人公の兄が書いたことにしてもらうことも
正直ありきたりなので面白くはないがありきたりぐらいなので
1話は何とか視聴は可能でした。
ただその後のストーリー展開もなあ・・・2話で大賞を受賞した妹の作者代理と
なった主人公の元にその作品が好きな女の子が現れて
いきなり付きまとって誘惑してましたね。
好きな作者だからてストーカー行為・・・て
好きだから社会的にどうなのかな?てことをやるという
単純なキャラクター描写がなあ・・・小さな子供じゃないんだからどうもね。
その後もなあ、ある日主人公が自分が書いたラノベ小説を例のストーカーまがいのことを
していた女の子に見られて、妹とのあまりの文章の違いから
作者代理とバレそうになって、それを誤魔化すために
妹の作戦で、妹とイチャイチャして仲良しになってこの世で一番妹を愛していると
言わせるストーリー展開とか頭が痛くなるもので、どうも面白くはないですね。
その作戦が効果的かどうかよりも、内容の頭の悪さに頭を抱えてしまうものでした。
そして起こっているイベントも別に特別珍しいものでもないんですよね。
設定はありがちで、やってたこともありがちだったかな
主人公の作品(妹が本当の作者ですが・・・)がアニメ化したり
その作品を改変しようとするアニメ制作者側とか
誰にでも思いつくような話なので興味は出なかったな
イベントの処理の仕方もやっぱり頭が悪いな・・・と思えるものなので
ボーッとみてしまうことが殆どでした。
ストーリー的に感心したりとかがまったくないんですよね。
作画もなあ・・・1話ですでに気になったけど
2話で大幅に低下するので、この手の妹ものとしては致命的
作画レベルが作画崩壊が酷かった2006年ぐらいの作品の中でも
最低レベルまで落ちるので今となっては申し訳ないがありえないかなと思った。
具体的には枚数が少なくて動きがカクカクしていて
顔のバランスが悪く、体の骨格のバランスもおかしく
絵の練習はあんまりしていない中学生が描いたのかもと思えるぐらい下手で
作画崩壊のレベルではなくて下手な絵だな・・・と思う。
今の時代のプロのアニメーターとしては戦力外かも・・・
そのせいで妹が照れているシーンとか本来なら可愛いシーンなのだろうけど
その描写が出来ていないので、全然可愛くはないんですよね。
小道具とかも携帯電話なのかスマートフォンなのかもイマイチわからない
ぐらい作画レベルは落ちるので2話でこれなのか・・・と思いました。
さらに3話になると急に画面を横にした構図の場面が増えてきて
何で頻繁に画面を横にするんだろうと疑問に思う。そのセンスの悪さも・・・ね。
キャラクターの描写は妹が他の女の子に嫉妬したり
他にたくさん出てくる女の子は、いつの間にか主人公に惚れていて
単純なキャラクター描写しか出来ていなくて別にキャラに共感することはないですね。
主人公に好きだというアピールの仕方も色仕掛け一辺倒なので
性欲丸出しになってるのも普通の人には抵抗はあるでしょうね。
せめて作画が良ければ、単純かつ性欲丸出しでも萌えれたり嬉しく思えたりしたかもしれないけど
エロシーンはとても見れるような作画レベルではないので
それも叶わずと・・・うーん、逆に嬉しくないぐらい酷いのが何とも悲しい。
あとキャラに関しては頭が悪いな・・・としか思えないことを
言っていてキャラが急にまじめなことを言い出したりすることもあったりで
キャラの性格が安定していないのも気になったな
そういう切り替えをするキャラというよりは
単にキャラの性格の設定がいい加減な感じなんですよね。
なのでキャラクター作りも上手くいってないなと思ました。
声優さんの演技については別に上手いとは思わなかったけど
下手とも思いませんでした。
普通に淡々と喋っていたことが殆どで棒演技ではないのだけど
しっかりと感情がこもっている感じもしないので
普通だな・・・と思うことが殆どでした。
セリフが多いアニメだったのですが、ぎこちない喋りとかは
ないですし演技力は普通でした。
まとめると頭を抱えてしまうアニメかな
作画は下手な絵だな・・・と思う上、演出のセンスも最悪で
設定はありがちだし、起こっているイベントもありがちだし
イベントの処理の仕方も頭が悪いとしか言えないし、色々と酷い。
キャラクターの思考が単純で、自分がやりたいから社会的に
どうなのかな?てことも平然としてしてしまうもので
キャラに共感や関心は出来ないですね。
たくさんいる女の子の主人公への好意の見せ方も色仕掛け一辺倒なのも痛かったし
キャラの性格も安定していないのもあって
まったく面白くなかったです。
正直、どこが良かったかと聞かれたら思いつかないかな・・・
いや~申し訳ないが1時間ぐらいどこかいい所はないか
考えたんですけど無理でしたね。