頑張って見る蔵 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
目を覚ませ僕らの世界が何者かに侵略されているぞ
―12話まで視聴済―
主人公・響裕太はジャンクショップで目を覚ます。傍らには宝多六花というクラスメートがおり、彼女の家で商っている店であった。その店の隅に置いてある古いパソコンから声が聞こえ、彼らは大きな事件に巻き込まれていく。
原作であるグリッドマンは当時(1993年頃)はかなり時代を先取りしていた作品であった。彼が活躍するのは電脳世界を舞台にした特撮。
本作はその続編として計画されていたキャラクターをたたき台にしている。
初出のグリッドマンからはかなりブランクが開いているが今どきの少年少女感を出せるように、キャラクターは工夫されている。
特撮を引き継ぐロボットアクションものとして素晴らしい出来だ。
TRIGGERが誇る「キルラキル」や「ダーリン・イン・ザ・フランキシス」でも発揮された見事なアクションはさらに磨きがかかっている。
勇者ロボのような変形ギミックや怪獣たちとの大立ち回りも見ごたえがある。
ストーリは世界の転換が見事であったアニメだった。
{netabare}
この作品では思春期の心の葛藤が描かれている。
とくに、メインキャラクターである二人の少女、宝多六花と新条アカネの対象性と関係性が素晴らしい。
怪獣と戦う中で揺れ動く心の葛藤。
怪獣と戦う中で明らかになり真実が暴かれていく様子は非常に見ていて緊迫感がある。
{/netabare}
タイトルにオープニングの冒頭の歌詞を引いたが最後まで見ると非常に腑に落ちる骨太のストーリーなので、気になった方はぜひ視聴してほしい。