ようす さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リリアン女学院でのドラマは、いつでもマリア様がみてる
シリーズ「マリア様がみてる」の2期です。
“春”という言葉がついているように、
春にかけてのお話です。
上級生の卒業や新入生とのあれこれが
お話の軸となっていました。
メインは1期以上に百合百合しい展開たちなのですけどw
全13話です。
● ストーリー
私立リリアン女学院。
キリスト系のこの学校には、
“スール”と呼ばれる姉妹制度が存在する。
上級生と下級生が姉妹の絆を結ぶものであり、
特別な関係であることを示すものでもある。
もうすぐ3年生は卒業。春が来る…。
主人公は1年生の福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)。
祐巳のお姉さまは2年生の小笠原祥子(おがさわら さちこ)。
生徒会である“山百合会(やまゆりかい)”に所属していることからも、
山百合会メンバーに絡むお話も多いです。
詳しい相関図はここでは語り切れないので、
1期をご覧ください。笑
3年生の卒業が近づく寂しさと、
新入生によるフレッシュな刺激によって、
今回も全話飽きることなく楽しめました^^
ジャンルは百合要素強めですが、
明確なラブシーンがあるわけではありませんので、
イチャラブ百合には抵抗がある私にも
問題なく楽しめました^^
今回は、祐巳を含む1年生(途中から2年生)3人に
それぞれスポットライトが当たるお話があり、
それぞれの恋模様?も楽しめました。
なんだろう、
女の子同士のお話なのに「ごちそうさま」な気分になるのはw
「好きだ」という言葉にはしないけれど、
伝わってくる想い。
はっきりと恋愛感情を口にはしないけれど、
友情や姉妹の絆を越えて、互いを誰よりも特別大切に想う。
その全体的な雰囲気が、
百合っ気を作り出しているのだと思います。
お嬢様たちによる雰囲気も重なり、
上品で繊細な雰囲気にも浸れます。
すれ違って、でも誤解が解けたら仲直り…な話が多かったです。
すれ違う期間が長ければ長いほど、
切ない気持ちになりました(´;ω;`)
印象に残ったのは、
祐巳と祥子のお話。
不安から来る祐巳の不安定さには
こちらも「そこまで?」と驚きましたが(笑)、
裏で繋がる物語は美しく、
フィナーレを飾るにはふさわしい物語だと思いました。
心がつながった瞬間、
背景で咲く薔薇には笑いましたけどww
今期は、そんなあからさまな演出に笑ってしまったシーンが
いくつかあったようなww
ロマンチックさを演出するための演出だけど、
冷静に見ていると笑えてしまいました、すみませんw
● 今期印象に残ったのは…
≪ 次回予告 ≫
本編はどちらかというと、真面目な雰囲気。
それに対して、次回予告は遊び心がたっぷりww
次回予告になると、
普段はお堅い祥子さまも壊れていたりと、
本編とのギャップを毎回楽しませてもらいましたw
≪ 祐巳の弟・祐麒(ゆうき) ≫
1期にも登場していましたが、
2期は登場回数が増えていたような。
祐巳のことを心配したり、親しい様子が感じられて、
いい弟でした。
余裕がある雰囲気も、
かっこよかった(*´Д`)
男キャラは少なく、影も薄い中で、
しっかり存在感を出していました。(私の中で。笑)
● 音楽
【 OP「pastel pure」/ ALI PROJECT 】
1期と同様の曲ですが、
2期になって歌詞と歌がつきました。
マリみてといえば、
この曲という印象が、確固たるものになりました。
【 ED「Sonata Blue」 】
こちらは、1期と同じままです。
EDの映像は百合関係全開になっていましたがw
● まとめ
1期と同じように安定して楽しめました^^
文学的な、落ち着いた雰囲気がある作品ですね。
祐巳たちがこれから妹を作るのか、など、
人間関係がまだまだ気になります♪