やまげん さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
作画は良かった
グリッドマンは特撮の作品がだいぶ前に制作されていたようだが、全く知らなかった。特撮のほうは未視聴。
グリッドマンが怪獣と戦ったり、剣を構えて決めポーズをとったり、いろんなパーツと合体したりするのは、どれも子供のときに別のアニメで見たことがあるようなシーンで、子供のころはわくわくしていたが、今となってはもう大人だしなぁとしか思わず、正直冷めきった目でみていた。
10話での怪獣の中から出てきた怪獣との戦闘は、エヴァと使途との闘いを彷彿とさせた。
最後に、突然実写のエンディングが入って、SSSS.GRIDMANならぬ????.GRIDMAN状態だったのだが、あにこれでいろんな人のレビューを見て、なるほどそういうことだったのねと納得がいった。自分の考えが浅すぎたようで、反省。
それを踏まえた上での感想だが、それでもやっぱり面白いとは思えなかった。
まず、ラストの実写を用いたメタフィクション、という表現方法自体があまり好みではなかった。虚構の世界から抜け出したアカネをアニメで描けばいいのではないだろうか。そのほうが、実写でオチをつけるよりも難しいと思われるだけに、実写でのエンディングは簡単なほうに逃げたように思えてしまう。
さらに、病院等で意識不明の状態から意識が戻ったというのならまだしも、単に自室のベッドで起きただけというのも、未来への決意的なものが感じられず、肩透かしを食ったような感じがする。何のイベントがなくても、そりゃ起きるでしょうよ、朝だもん。
自分の理想の世界を作って殻にこもるキャラを救い出すというテーマも、珍しいテーマではなく、多くのアニメやRPGゲーム等で扱われたテーマな気がする。個人的には、ゲームのほうが扱われやすいテーマな気がするが。
各所で評価が高いが、正直、自分にはその理由がわからなかった。「他人と違う評価をする自分カッコイイ」とか思っているわけではないつもりなのだが…。