まもさん さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「愛」のお話
驚きの連続ではありつつも、シリーズを通してみると
主人公・松坂さとうが「愛」の答えを見つけるまでの道のりを描いた、
シンプルな作りだと思います。
【キャラ】★:5
各キャラの目的や役割は明確です。これは裏を返せば、キャラクターに
記号以上の意味を見出しておらず人間味がない、ということもできます。
ですが、この作品に人間味などは求めるべきではないと思いますので、
キャラ配置として最適解だと思います。
【物語】★:4.5
普遍的なテーマですが、それも特殊な家庭事情を持つ少女たちの
目線から描かれると新鮮に感じられ、過程から結末までが丁寧に
描かれていました。「楽しめた」と評するのは違和感がありますが、
強い興味を持って毎週視聴していました。
人間臭いテーマを人間とは思えないキャラクターが追及している点で、
怖さ・憐れさ・おかしさ、さまざまな思いが渦巻きます。
【声優】★:4.5
主要キャラクターを演じる花澤香菜さんと久野美咲さんがあまりにも
ハマりすぎていて、不気味なくらいでした。各キャラの背景から、
おそらく「白々しさ」を意識してアフレコしているのだと思いますが、
そのどこか自然じゃない喋り方が輪をかけてました。
{netabare} 最終回は二人とも死ぬと思ってたので、
まさかさとちゃんだけが逝くとは思いませんでした。
でもOPにはラストシーンがかなり直接的に描かれてたんですよね。 {/netabare}
鳥肌なしには見られない作品です。