ato00 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ゼロの理由
希代の名作アニメ「シュタインズ・ゲート」
その23話分岐ルート続編が今作です。
何故ゼロかはさて置いて。
さっそく視聴開始です。
23話のあの場面で諦めた岡部のせいで、β世界線が継続。
それはそのまま牧瀬クリスがいない世界です。
私の好きなツンデレクリスがいないとは、このアニメの魅力も半減。
AIになっての登場でも満足できません。
しかし、8話で突然α世界線に跳躍。
やっぱりシュタインズゲートはこうでなくっちゃ。
冷静ツンデレクリスの魅力全開です。
でもまあ、物語の主軸じゃないし、一瞬の愉悦でした。
物語は全体に暗めに進行します。
たぶんそれは岡部の後悔によるもの。
それを打破しようと岡部も周囲も苦悩します。
新キャラチビツンデレ科学者比屋定さんの存在が唯一の救いでした。
終盤、遠い未来から何度も何度もタイプリープ。
そのボロボロの姿があまりにつらい。
しかし、そのつらさを超えた先には・・・
そして、紆余曲折はありつつも・・・
諦めなければ必ず光明は訪れる。
結局は、あるべきところに収まります。
すべての世界線がシュタインズゲート世界線へ収束。
これが「ゼロ」の理由と勝手に推測します。
ただし、その過程は並々ならぬ労力と犠牲を伴うものです。
これに打ち勝ち、強い意志を持って未来を変える。
これが、このアニメが言いたかったことではないかと思います。