ブリキ男 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
お許し下さい、500年後の科学
※1ジュラルとあらば即抹殺! 救えぬ命はあっさりポイッ! 潜入捜査で○チガイ演じ、果てはKYガッツポーズ! そんなヒーロー、後にも先にもいただろううか?
主人公"泉研"のタガの外れた独善性が爆発するバイオレンス・カオス・ドラマ。
全65話。1編5分程度の短編ながら、圧縮された狂気と不条理の奔流は、まるで珍種のドラッグムービーの様。見れば見るほど深みへと誘われ、連続視聴すれば酩酊必至。(人によっては悪酔いするかも?)
キャラデザや設定(主人公の外見描写や意図不明な回りくどい作戦を画策する宇宙人など)に、後に発表された、同じくナック制作の「アストロガンガー」との類似点があれこれと見出せますが、初期作という事で、その無軌道振りは後者の比ではありません。作画崩壊、脚本不備、放送禁止用語連発、お構いなし。正にアンリミテッド。
※2KVって何だ? もちろん説明は無しだ。床にモノ叩き付ければ当然の如く炎! 物理法則無視! ついでに法律も無視! 研&バリカンうぜぇ…(笑) ごもっとも!
いやに耳に付く主題歌「チャージマン研!」と声優さん達(劇団近代座)の熱演が光る、いにしえの超ヒーローアニメ、中毒覚悟でお楽しみ下さい(笑)
※1:地球の500年先を行く科学力を持つ宇宙人。滅びた母星を後にし、移住可能な惑星を求め宇宙を放浪、地球に辿り着く。第6話「怪奇宇宙植物園」で明かされる母星滅亡の原因が意外過ぎるっ!
※2:変身バンクで表示される謎の文字。研の「チャージングGO!!」の掛け声と共に、画面上に脈絡無くKとVの文字が交互に表示されるので戸惑う(笑)