あっちゃん さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:今観てる
【酷評】この作品こそが虐げられるグール達の姿だった。
【オープニング曲はTK from 凛として時雨】
PVが公開されて、TKの声が聞こえた時は本当に興奮して
もしかしたら1期最終話のような神演出が
再び見られるかも知れない、と本当に胸が高鳴りました。
結論から言えば、この作品の唯一の良い点でした。
【この作品こそがグールだった。】
原作を汚すとはまさにこのこと。
原作をおとしめるという悪意の元に結集した人々が
世の中に放った革命的異端児であるかのようなあわれな作品です。
このアニメは、
人々に嫌悪され、罵倒され、蔑まれ、疎まれ、後ろ指指されながら
こそこそ逃げ隠れして、「生まれてきてごめんなさい」と思いながら
アニメの世界にひっそりと身を置くのでしょう。
金木君が変えたかった世界の「喰種」の生き様そのもの。
このアニメ自体がグールの生き様を表しているとしたら、
実に見事といえます。
【原作改変がとにかくひどい】
原作改変というものは、多数のコマの集合体であるまんがが、
1話20分ほどのアニメに変化する際には必要不可欠なもの。
時系列や、演出に合わせて場面の順序を前後させたり、
1クール完結にするためにストーリーそのものを変えたり、
メッセージ性を濃くするために、そのテーマに合わない部分を
削ったりするなど、仕方ないと思います。
『僕だけがいない街』『日常』などは原作もアニメもよい。
しかし、グール:reおよびグール:re最終章、グール√Aでは共通して
「特に意味のない改変」が多い。
新キャラとして登場したクインクス班のキャラたちについて
原作を読んでいない人はその魅力の何分の一が伝わったでしょうか?
六月くんの抱える闇、瓜江くんの成長、
滝澤政道の葛藤や、亜門とドナートの絆なども、
「なんかいろいろあったんだろうなあ」という
あいまいなフラッシュバック演出と
声優さんの必死の演技でごまかされており、
こんなものに感情移入しろと言われても観ている側としては困ります。
【わざわざアニメを観ることは二度とない】
アニメーションとしては最悪だったので、
原作を強くおすすめします。
作者の画力も上がっているので、
アニメ1期→まんが7巻から
アニメ1期→アニメ2期を頑張って観る
→東京喰種:reのまんがを読む(全16巻)
をおすすめします。