うどんこ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
エヴァへの挑戦?
まずはお話の整理から。
主人公は、あかねちゃんだった。
あかねちゃんがいつか言っていた、「本当の主人公は怪獣なのに...」というセリフが、本当にそうだった。
あかねちゃんはオタク代表。見た目が美少女だからわかりずらかったけど、仮に見た目を男のキモオタにすれば、スッと理解できる。理想の世界を自分の中に作っていたとのことなので、自分の容姿も作ってるのかな?
友達が欲しくて、恋人がほしくて、学校で楽しく過ごしたいけれど、人と接するのが怖くて、部屋から出れない。アニメに、自分の内側に逃避しているオタクに、怖がってないで、一歩踏み出そう?って言いたいのかな。劇場版のエヴァと言いたいことは同じで、ニュアンスが優しい印象。実写映像をつかうのもエヴァの焼き直し感。まぁびっくりしたけど。
実写の使い方、両方現実に引き戻す目的で使われている。エヴァが劇場の座席を映したのに対し、グリッドマンは、目覚めたあかねちゃんを映した。エヴァが完全に現実を映したのに対し、グリッドマンは、お話の中の映像を実写で撮影した。このことから、グリッドマンがエヴァより優しいのがわかる。作品自体を作りものだと否定したエヴァに対し、グリッドマンは、ユウタ君たちキャラクターは作りものだと言いながら、お話はお話の中で完結させている。
以下、散文的感想。
8話のゆうたくんのセーラー服コスプレが、一番かわいい。グリッドマンのヒロインはユウタ君で決まり!
キャリバーの仲間のしゅっとした奴、クール系かと思ったら、ギャグ担当だった。「そこになかったらないっすねぇー」チョー笑った。
トリガーのわりにタッチがリアルだなぁと思っていたけれど、五十嵐塩さんが担当する話数だけ、絵柄からトリガー感が出てた。あれはあれでいいんだろうか?監督はどう考えてるんだろう?
9話がなんかイケてた。一話の繰り返しが良かった。同じ場面同じシチュエーションを、六花のポジションをあかねがやる。作り直してるのかな?と思ったら、違った。あと、グリッドマンの映り込み方が露骨すぎる気がした。もっと段階踏んだほうがいいと思う。最初は気づくか気づかないかぐらいからが良い。
六花ママかわいい。