藤浪サトル さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
割とリアルに書店員の仕事風景が描かれている。
本屋の仕事を理想化して描いているとよく言われる本作品。だけど、本屋の仕事量の多さや忙しさは十分すぎるほど伝わってきたし、現実世界の本屋ってこの作品ほどでなくても割と人間関係良いと思うんだよね。
1話でBLという濃いネタを投入し、ついてこれる視聴者だけを相手にするという作戦を取ったが正直失敗だと思った。本屋の日常を描く作品なんだから、最初は無難なネタでいくべきだったと思う。
客のクレーム対応、客の要望への柔軟な対応、在庫整理、棚補充、とおよそ書店員をやっていく中で突き当るであろう難題はきちんと描かれていた。客のクレームをあえて聞き取り難いものにするなど、リアリティへのこだわりは結構感じられた。
意外なオチがある話もあったが、無難にいい話風に終わらせようとする話も多くモヤモヤが残る。
書店員の仕事風景は結構リアルに描かれていると思われるが、本作品で描かれているのはあくまでも「上澄み」である。書店員同士の恋愛関係や恋愛を巡るいざこざ、辞めた同僚の扱いなど、描かれなかったリアルは数知れず。
実質9分くらいのアニメだし、頭使わずに見れるし、暇つぶしには丁度良い。