Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イマドキ吸血鬼さんとの同居コメディ!
この作品の原作は未読ですが、「コミックキューン」発の作品と知って視聴を決めた作品です。
このコミックキューン…私の中で決して侮れない存在なんです。
これまでアニメ化された作品は以下の4つです。
『パンでPeace!』2016年春アニメ
『にゃんこデイズ』2017年冬アニメ
『ひなこのーと』2017年春アニメ
『ありすorありす』2018年春アニメ
この中で私の心は『にゃんこデイズ』に射抜かれたんですけどね…
「にゃんこ達の可愛らしさは反則級…と言うより、こんな可愛らしくて何度もキュン死しそうになったにゃんこを見たのはきっと生まれて初めてだと思います。」
当時感じた思い…今も色あせる事無く残っています。
だから今回の作品も視聴が楽しみで仕方ありませんでした。
もう一つの楽しみはキャスティングです。
ソフィー・トワイライトという吸血鬼の主人公役にとみたん。
天野 灯という人間の主人公役は、今回主役に初挑戦の篠原侑さん。
他にもLynnさん、和氣あず未さん、日高さんに内田彩さん…
改めてみると旬な声優さんが勢揃いという布陣…もう堪りません。
この物語は、ある日、森で天野 灯とソフィー・トワイライトが偶然出会うところから始まります。
ソフィーはお人形さんみたいな長い銀髪と赤い目が特徴の「超」が付くほどの美少女…
そして灯は「超」が付くほどの人形好き…だから灯はソフィーに一目惚れしてしまうんです。
黒髪おかっぱ頭の灯は、普段は大人しそうに見えるのですが、ここぞという時の行動力は半端ありません。
まだ高校生なのに、家族を置いてソフィーの家で居候生活を始めるのです。
灯がここまで大胆な行動に踏み切れたのは、勿論本人の行動力もありますが、一番はソフィーが優しかったからだと思います。
吸血鬼ですが決して人を襲う事は無く、食事は専ら通販で購入した血液をカップで飲むのが習慣。
そんな彼女は、根が優しく他人思いな真面目な人柄なので、困ってる人を放っておけない上、良識的かつ常識的な思考の持ち主なんです。
それだけじゃありません…
ソフィーは吸血鬼ならではの悩みも彼女の背中を後押ししていると思います。
一番は吸血鬼が死ねないことに起因する寂しさ…でしょうか。
どんなに医療が発展しても、人は不死にはなれません。
だから死別によってもたらされるのは孤独や寂しさ…
それって決して何度も味わいたくない類のモノですよね。
だから、これまでソフィーはずっと孤独だったんです。
そんなソフィーの凍てついた心の扉を半ば強引にこじ開けた灯…
きっとソフィーも灯だから家に招き入れたんだと思います。
そんなソフィーと灯が紡ぐ非日常のような日常…
人を襲わないソフィーの周りには、エリーという吸血鬼に加え、自然に灯の友達が溢れるようになり一層賑やかになります。
ソフィーは360歳代でエリーはソフィーより100歳くらい上…
年齢的には女子高生とはかけ離れていますが、見た目はまるで女子高生が
キャッキャウフフしているみたい…
それでもやっぱりソフィーとエリーは吸血鬼です。
日光を浴びれば灰になるし鏡には映らないし…生活には人一倍気を遣わなければなりません。
そんな彼女たちの生活が気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
キャラデザの可愛らしさが相まってしっかり癒される作品に仕上がっていると思いますよ。
オープニングテーマは「†吸tie Ladies†」
エンディングテーマは「HAPPY!!ストレンジフレンズ」
どちらも本作品の主要登場人物4人が歌っています。
個人的に好きなのはオープニング…とみたんの出だしの台詞「吸~っちゃうぞ!」が激しくツボってます。
1クール全12話の物語でした。
作画も安定していて日常系作品としては安心して視聴できる作品だったと思います。