ストライク さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
有名だけあって話は面白かった。
ネタバレ感想
作品名だけは有名だったので知ってはいましたが、原作は未読で視聴です。
少女漫画原作というたけあってか、作中ちょいちょい男同志の同性愛要素があり、観てて目をしかめることもあったけど、話自体は面白く、毎回次回が気になる展開で毎週楽しめました。
IQ180以上の頭脳を持ち、美形で孤独な一匹狼的な性格のギャングのボスでもあるアッシュ。
そんな彼に、平和な日本から来た奥村 英二が心の隙間を埋め、かけがえのない大事な友達にまでなるのだけれど、アッシュが今まで生きて行ってきた過去を考えると、素直に二人が明るい未来を迎えるのは無理だろうなぁ・・・ってのは予想できてて。。。
結果、どっかで観たことある映画のラストのような、町中でふらつく人にぶつかって刺されるという、ありきたりな死因だったなぁと。
ちょっと気が抜けてしまった。
まぁ、その前のラストバトルで、アッシュが元フランス軍傭兵部隊隊長のエドアルドに殺されかけた瞬間、エドアルドに撃たれ瀕死のゴルツィネに助けられたシーンは感慨深かったです。
正直、観始めた時は、BL要らんだろう!って思ってたけど、最終話のこのシーン観たら、そうは言えなくなってしまった。
ゴルツィネは、なんだかんだ言ってアッシュのこと物凄く愛していたのかなぁと。
その愛は歪んでたけど、最終的には我が子を想うような気持ちもあったのかなぁ・・・なんて思っちゃいました。
BANANA FISH
多くの人間が死に、人生を狂わせた新種の麻薬。
この麻薬がなければ、アッシュは英二のいる日本で仲良く暮らせた未来があったのかも・・・っと考えると、図書館で一人眠るように最後を迎えたアッシュが可哀想で・・・寂しい結末でした。
僕としては、そんなデキすぎたおめでたいラストはクソだ!と言われようとも、アッシュが英二と日本で暮らすハッピーEDが観たかったです。