dbman さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ロリサイコ
原作未読
Youtubeのアニソンメドレーみたいな動画で、この作品のオープニング曲『black bullet』を聴いてその格好良さにハマり、作品自体もずっと気になっていたのでいまさらながら視聴。
物語自体に目新さを感じることはなかったけれどテンポが良かったことや、作画の綺麗さ、音楽による演出面、魅力あるキャラクターたち、シリアスとコメディ部分のバランスなど全体としてのクオリティが高い作品となっており楽しませてもらいました。
{netabare}登場するキャラクターは、どれもが記憶に残るような個性的な人物ばかり。イニシエーターという名の幼女たちも総じて可愛らしかったし、主人公・里見蓮太郎や片桐玉樹、薙沢彰磨といったイケメンたちもなかなかに良かった。イケメンと言えば、彰磨はちょっとしたミスリード役としての登場だったが、クライマックスでの格好良い散り方に、本物のイケメンを見せてくれました疑ってしまいごめんなさい。でもそのサンバイザーちょっとダサいと思います。
また、ジョーカーのようなミステリアスキャラ・蛭子影胤(声:小山力也)も紳士的な振る舞いながらの残虐っぷりが私好みだったし、やっぱ死んでなかったよねw的に再登場したあとは味方となったのも良かった。さらに相棒・小比奈(声:悠木碧)もなかなかのサイコっぷりでぶっ飛んでいて物語を盛り上げてくれました。悠木碧さんが演じているとあって少々『幼女戦記』ターニャを思い出しながら楽しんでしまった。
コメディ部分は笑えるというよりもロリ少女の可愛らしさに和まされるといった要素が高かった印象。なかでも第10話でのキャンプシーンで、翠(声:小倉唯)の猫耳をおしゃぶりのようにかじりながら寝てる延珠(声:日高里菜)のカットでは可愛さと面白さで笑ってしまったので印象に残っています。
シリアス面では、盲目の少女(声:茅野愛衣)のエピソードだったり、千寿夏世(声:潘めぐみ)や翠の最後、青空教室に通っていた小学生たちなどちょっと子供を殺しすぎていることがいたたまれなく観ているのが辛かった…。翠の最後に関しては、彰磨同様に、お前ら本当は敵なんだろ? とちょっと疑いの目を向けていただけによけい複雑。こんな最後にするのなら彼らのミスリード的な伏線はやめて欲しかった。
アニメでは原作1~4巻に相当する内容となっているようで、最終話では木更が敵として今後登場するような感じで終了ししたけれど、そのキャラデザや設定などから『喰霊-零-』の黄泉じゃね? と思ってしまったが、まあそっとしておこう。ともあり、原作はまだ連載中のようなので、続編があったら視聴したいと思っております。
▼キャスト
里見蓮太郎:梶裕貴
藍原延珠:日高里菜
天童木更:堀江由衣
ティナ:黒沢ともよ
蛭子影胤:小山力也
蛭子小比奈:悠木碧
室戸菫:甲斐田裕子
聖天子:豊崎愛生
伊熊将監:手塚ヒロミチ
壬生朝霞:水瀬いのり
千寿夏世:潘めぐみ
司馬未織:小清水亜美
薙沢彰磨:三木眞一郎
布施翠:小倉唯
▼制作
アニメーション制作:キネマシトラス×オレンジ
原作:神崎紫電/小説:既刊7巻
原作イラスト:鵜飼沙樹
監督:小島正幸
シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督:海島千本
▼主題歌
オープニングテーマ「black bullet」歌:fripSide
エンディングテーマ「トコハナ」歌:齋藤真也
{/netabare}