アベベ晴明 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
評価ではありませぬ
19話見てて疑問に思ってたことがいくつかあって、それを色々考えてたんですよ。
そして結論から言ってしまうとですね「花沢親子、推定無罪!」という事に。
そもそも、19話の表面的な描写では、「百之助側にかなり好意的」…いや、正確には「花沢中将に極めて悪意的」に描かれてるんで、あれー?百之助クンて明らかにサイコだけど、かわいそーな奴なのかなー、みたいな印象を受けてしまいがちなんだよね。オヤジの態度も死ぬまでゲスいし。
でも、百之助が自分の母親を毒殺したとき、祖父母はなんで本人に追求しなかったのかってことを考えると…「ひょっとして里に帰ってからも、中将からお金もらってたんじゃね?」という事に気づいた。
つまり、愛情は得られなかったかもしれないが、少なくとも特に生活に苦労したわけではなかったのかな。中将は一応、肉体関係を持った百之助母の家族の補償していた事になり、心を病んだ妾を疎みながらも、一通りの責務は果たしていたと言えるのではないか。
この前提をもって再び19話を見返すと、様々なシーンに別のニュアンスを感じるようになった。
もちろん、百之助は明らかに精神異常者を地でいく存在であり、上記の発見をしたところで、それは特に変わりはしないのだけど、なんというか…憐情という余計なノイズに惑わされることなく、百之助という人間を解釈できそう、といえば良いのか…いや、そんなややこしい話でもなく、ちょっとした疑問がスッキリしてガッテンしましたと、まあそんなとこでしょうか。