つぼ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ドリーム感謝!!!(満面笑顔)
※原作未読、いつものように一気観パターン
○今回は(も?)感想文です、
この作品を観て私がこう感じたという感想文ですから、ほぼ独り言みたいな感じです、「おじいちゃん大丈夫?」の目線で読んで頂けると幾分気が楽になります、よろしくお願いします
※と、一度は下書き保存を利用して書いてみたのですが、とんでもない文量になってしまいました、今回は要点だけに留めておきます、ただその弊害で本作品を視聴済みの方用の文章になってしまいました、またブツ切り感もあると思います、共にご了承下さい、
あらためまして、これは単なる感想です、好き勝手書きます(笑)
○この作品は「エリオの社会復帰編」と「マコトの青春男編」からなる二部構成です、ワンクール+1話の13話で二部構成は珍しいんじゃないかなとも思います、
それでは、何故にこの作品を私が二部構成と感じたかなんですが、それはひとえに「星宮社」の登場を境にこの物語が変質するからです、
○星宮社とは?(以下ヤシロ)
地球人用の宇宙服を着ていますが、自称宇宙人であり自称超能力者でもあります(笑)、全くの謎の人物で当初マコトはヤシロを単なる家出少女とみていました、私もその時は「あぁ、新キャラ登場、また電波女だw」としか思っていたのですが、リューコのバスケ応援の際、マコトとヤシロのやり取りから「あ~、ヤシロはマコトなんや~」と、ふと直感的にそう思えたのです、無論直感なのでその時は根拠なしです、何故?と言われても答えようがありません、
ただ、そのおかげでバスケ以降の不可思議な出来事の幾つかが、私には辻褄が合い、ストレスフリーで楽しく物語を見る事が出来ました
○星宮社は本当に丹羽真なのか?①
正確にはマコトが自身の脳内で作り出した、もうひとりの自分、つまりマコトの内なる声、ヤシロはマコトの深層部だと私は考えています、以下は第二部について私なりの解釈です、
※原作未読、これは単なる私なりの作品感想です、断定や決めつけではありません、こう感じたのです、仕方ありません(2回目)
「ヤシロの容姿」
これはエリオとの出会いからの引用ですね、月明かりとシンクロ発光するほどの目映い美少女エリオの印象が深くマコトに刻まれた事は想像に容易いです、銀髪とより低年齢になったのはマコトか原作者がそういう嗜好癖なんでしょう、要約するとエリオをモデルとしてマコトの脳内で形成されたのがヤシロの造形です
「プールの怪」
これはマコトが自身で頭からプールに突っ込んでいますね、つまりマコトはひとりでプールまで二人コントをやりながら飛び込んだ事になります
「隕石衝突回避の謎」
マコト自身の第六感と言う事でしょう、危険回避についてはアニメの話だけでなく現実でも案外あります、そんなに珍しい事ではありません(因みに私も二度とほど経験があります)、どうやら人間は無意識下でも五感を働かせていて危険を回避しているのだと思います
○星宮社は本当に丹羽真なのか?②
その前にマコトについて考えます、マコトはこの街に住む前と住んでから第一部まで、みなさんのレビューで酷評されているように本当に鬱陶しい言動をする青臭い少年です(高校2年生を少年とは厳しいですがマコトの場合はこの時までは少年の方が適切な表現に思えます)、また部活を中途半端に投げたした自分への負い目を感じていて、自身でも言い様のない行き場のない鬱憤を抱えこんでいます、
ですが第一部でエリオが、よちよちながらも自主性や社会性を持ち、祖母の駄菓子屋で働き野球参加もし趣味で天体観測まで始められるようになる過程を、マコトは間近にそれらをみています(マコトも手助けをして頑張りました)、
エリオの社会復帰とその成長過程を見て、マコトが影響されない筈ありません
※原作未読、これは単なる私なりの作品感想です、断定や決めつけではありません、こう感じたのです、仕方ありません(3回目)
○星宮社は本当に丹羽真なのか?③(いい加減にしろ!!)
つまり、日頃うまくいかない鬱憤を溜め込んだ右手が臭い高校生2年生のボウズが、初めの頃は見下していた電波女が成長していく過程を自身が目の当たりし「やろうとすれば何とかなるものかも知れない?!」と気付きに発展した、高校生2年生くらいの若い子特有の「世の中こんなもん」と冷めた浅い見識でいたマコトには表に出さずともひとつの心への衝撃にはなった筈です、
○自分を信じる事に臆病になっている自分と自分とその何かを信じようとする衝動
そのマコトの葛藤から産み出されのがヤシロです、
ヤシロが執拗にマコトの発奮を促すのはその存在の証でもあります、
「ハロー!そしてグッドバイ!!」
最終話、ヤシロの去り際のセリフです
○捕捉
そもそもヤシロと他の登場人物との絡みは極めて希薄です、バスケの時もナカジマはヤシロに色目を使うのですがハナザワは一度だけそれを諫めた後さっさと寝てしまいます、応援されているリューコ(嫉妬深い性格)もさっさとヤシロの存在を気にしなくなります、
極めつけは13話神社でのシーンですね、エリオはあの小さな神社の境内の狭い空間にヤシロと同居しながらも、一瞥もする事なく全くその存在に気付いていません、あれほどヤシロがマコトに大声を張り上げているにも関わらずにです(cv井口さん、ご苦労様でした)
※原作未読、これは単なる私なりの作品感想です、断定や決めつけではありません、こう感じたのです(4回目)
○最後、マコトへ
まぁ、高校生2年ならそんなモンだ、お前を批判している連中だって同じ年の頃はみんなだいたい似たようなモンだ、青臭い考えだったし浅い価値観だったし偏重した美意識だったし右手は臭かった、
世間を気にすんな、マコト!前を向け!胸をはれ!歩みを止めるな!手を洗え(特に右手)!!
そしてその青臭い青春論を視聴者に嘯くがいい!!
言い切ったか?じゃあ最後の締めセリフはわかるよな?よし、いくぞ、
「みなさん!ドリーム感謝!!!」