ツークツワンク さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
製作者は本当に面白いと思って作ったのか?
アニマックス開局20周年記念、キャラクターデザイン桂正和という文字に飛びついて見てしまった作品。
ロマサガのイトケンもBGM参加するしで色々豪華なメンバーを取りそろえたドリームチームが送り出す大作だと思っていたのだが……。
開幕からちくわ大明神というおっさんのギャグセンスに加えて、ちくわと味噌が大好きという灰汁が強すぎて斜め上の方向にぶっ飛んでいる主人公の設定の圧に押されてしまう。
味噌屋だから味噌が好きなことに罪は無いんだけれども。
話の流れとして世界設定のプロローグを終えたら仲間のエピソードを1話ずつ挟んで最後に主人公アスカの話へと向かう。
それぞれのコンプレックスと向かい合って一人ずつ覚醒していくのはお約束だが割と悪くなかった。
ただ、致命的に戦闘シーンの出来が悪く、デザイナーのヒラタリョウが手掛けた変身後の姿がダサすぎて悲しい。
そんな中、迫真のイトケンサウンドだけが全力で流れていく。
ラスボスに案内人(平行世界のアスカ)と一緒に会いに行くという展開で最終回を迎えるのだが、この流れだったら最後はラスボスと全員で戦うんだろうなというお約束を外し、平行世界のアスカを説得し浄化して元の世界に帰って終わってしまう。
案内人を消滅させただけで、もちろんラスボスはそのままだし、世界の破滅も収まらないだろう。
シリアスカの世界の人格に精神乗っ取られた男の子とかどうするんですかね……
OPのソラネタリウムは何回もリピートするほど良かったし、正直このOPだけを見るために見ていたと言っても過言ではないが人はそれをOP詐欺という。
OPのシリアス要素よりもギャグがメインでしかもそのギャグがつまらない。
なんか色々凄い肩書のメンバー集めてきたけど全てが悪い方向に作用してしまった感じである。
たぶんお互いに問題点を指摘できないで個人プレイで作ってしまったのかなと邪推。
ソシャゲでラスボス倒すんだろうなと思うともうね。
ソラネタリウムは名曲です。以上。