タック二階堂 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
手塚治虫の未完作品を映像化。
詳細は公式サイトでも。
言わずと知れた手塚治虫の未完作品です。
制作はMAPPAと……そう。手塚プロダクション。
そりゃ、この作品に「虫プロ」が関わらないと
ですよね。
まあ、手塚プロダクションは今期、これのほかに
「五等分の花嫁」という有力作もやるわけですが。
手塚治虫作品の魅力のひとつに、人物の曲線があります。
その魅力は、さすがに描けていないかなという
感じはありますが、さすが内容は期待感がありますね。
これは継続視聴して問題ないかと。
=====最終話視聴後、感想です。
2クール24話。クオリティがまったく落ちず、
終始ちゃんと「手塚ワールド」を再現しつつ、
現代風にアレンジして走り切りました。
(途中1話だけコミカルな回がありましたが、
それもまた一興でしたねw)
{netabare}
百鬼丸が多宝丸との最終決戦で両目を取り戻し、
どろろを残して旅に出るという、いわゆる「俺たち
の戦いはこれからだエンド」でした。
この作品に関しては、この結末でいいんじゃないか
と思いますね。どろろと民と一緒に街づくりする
というのは違うと思うので。
{/netabare}
音楽もザ・アニソンではなく、バンドサウンドを
使ってカッコよかったですし、萌え要素もほぼない
(コミカルな回だけあったけどね)渋い作品でした。
萌え系アニメを求める人には向かないと思いますが
骨太の劇画タッチなアニメが好きな人なら、満足の
出来だと思います。僕は、これ好きですね。