なまふ さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ストレスのかかるハッタリアニメ
よく聞くタイトルだし音楽も聴いたことがあったので見たんですがびっくりするくらいチープなアニメだった。
音楽が良かったのと、過去と現在を行き来してだんだん謎が解けていく構成だったので我慢して見てましたが、とにかく最初から最後までスッキリしないしキャラクターも全員クソ過ぎてイライラさせられるアニメでした。
全員厨二・鬱・自己厨、で誰一人好きになれない。
■キャラ一例
晶馬:男の子が、いい子ぶってるけど自分では何もしないでぬくぬくしながら悪事を攻めるだけの正義面。あまりに陽毬に対して淡泊過ぎるんだけど運命の相手こっちにする意味あった?りんごの方愛してるって結末なのに?
佳樹・ゆり:親の理不尽に苦しめられたくせに犯罪者の子供ってだけで殺そうとするろくでなし。
渡瀬:意味不明なポエムを言うだけの、女子高生に手を出すねっとりして気持ちの悪い詐欺医者。
こんなんばっかだし皆病んでる。
■大まかな流れ
1期はひたすら思い込みの激しい悪質ストーカーの暴走を見る。
2期は未成年に手出す大人とか百合とか虐待とかテロを見るだけ。
何も解決しない。メリバ。
ストーリーはふわっとしてて伏線を散りばめて広げまくって収拾つかないからご想像にお任せしますでお茶を濁す方式。
妹のために奮闘する兄たちの兄弟愛だと思ってたら、近親相姦。
虐待や虐殺や病死とか激しい設定を持ってきて目を引かせてるだけ。
可哀相な子供を見せておきながら、現実味がない描写で全く感情移入できない。
別にドロドロしたやつも好きだけど中身がスッカスカだから白ける。
子供が可哀想、終了、みたいな感じで後味悪いだけ。
あの地下鉄の事件をキャッチーでポップな演出でオブラートに包みながら表現したかったんだろうな、てのは分かるけど何も訴えかけるものが無い。
何伝えたかったの?
「事件の被害者も加害者も可哀相だよ!」てだけかよ。
しかも
・オ〇ムが実は救われない子供たちを想って動いてたかのような描写(なんかオ〇ムがいい宗教みたいにミスリードしてる)
・また今テロが起こる描写(悪夢の事件を繰り返す)
・結局犯罪者の子は呪われてるし罰受けるべきって結論
・犯罪者の子供は犯罪を犯す
という筋書でいいの?よくないだろ不謹慎過ぎ
■演出は独特で新鮮。
でもその奇抜さで目を引いてるだけで意味がないから過剰な無駄演出って感じ。
「生存戦略始めましょうか」て有名な言葉もあの演出も何だったん、て最後まで思う。
毎回あの変身バンクいらんやろ。尻見せたいだけだな。
無駄な演出・台詞・話、多すぎ。
ウテナの監督というだけあって出てくるキャラも演出もウテナっぽいなってところはたくさんあったし、ウテナ好きな人には向いてるアニメ。
■音楽
音楽は耳に残る。
毎回変わるEDとか凄いなって思う。
幼少期の声優も同じ声優使うのは…声変わりしてて不自然。
■高評価のわけ
高評価なのはこの独特な演出と過激な設定に惹かれる厨二の人が好きだからなんだろうなーと思った。
あとはセクハラしてる子もいるけどペンギン可愛いからかも。
よくわからんそれっぽくしただけの無意味なモノローグのオンパレードも「これを読み解ける自分頭いいかっこいい!」みたいな気になれるんだろうな。
冷静に考えたら頭良さぶってつくってるやつだなってのが分かる。