桶狭間スイッチ さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
んーつまらん
またしても尼の高評価に騙されてしまった。
10話分で☆4.5の180件ってクソ高いのに、内容はなんともフツー。
古今のアイドル達を蘇らせ夢のユニット結成!それだけです。惹きつけポイント。
んで当然ながらゾンビなので、死なせなきゃイカン。
ストーリー追えば分かりますが超適当です。死が軽いw
基本アニメは「なんでもあり」とは思いますが、完全なファンタジーではなく現実にアイドルを志し、バレない努力や人間関係はリアルに忠実なのです。
まず初見で思った事は、息子や娘さんを不慮の事故で亡くした人達はコレを観たらどう思うだろうか。
ゾンビにさせた後、得体の知れぬ男に玩具にされているのである。
なかなかに御霊や御遺体への冒涜を極めている。
あと、なぜか主人公ちゃんにだけ毎回毎回マネージャーが怒鳴る。
ええ、ギャグ調の演出というのは分かってます。
昨今、アイドルを志した16歳の少女が道半ばで自ら命を絶った事件が半年前にありました。
歪曲された報道からしか汲み取る事は出来ませんが、事務所に学費の借金をし、勉学の中稽古やイベント事など多忙を極めたようです。
首を吊った動機は信頼を寄せていた事務所社長の裏切り。
最後の友人とのやり取りやメールから悲痛な絶望感を遺して。
事件が公になると各報道誌が、双方の罪のなすり付け合いの証言を報道し続けました。
親族一同、母も妹も如何に未来ある素敵な子だったかを述べ、慰謝料請求に躍起に、事務所側は弁護士を立て傷口が浅く済む最小限の嫌疑しか認めず、逃げ切る気満々の様相。
この姿勢から嫌でも推し量れるのが、
亡くなった子は何処にも「居場所」や「味方」が居なかったんだろうなぁという事。
果たして16歳が、仕事の上司からの裏切りだけで命を絶つだろうか。
いつだって親の愛に縋れる年頃なのに…。
母は娘が宝石になるなら進んで働かせ、
金を育てる事務所は恫喝や恐喝まがいの要求を幼い娘に強いていました。
それでも地方アイドルのリーダーとして頑張っていたそうです。
本当に不憫な事件にこのアニメから似通う物をヒシヒシ感じてしまう。
なぜか毎話、牢獄で主人公だけに顔を近づけ大声で怒鳴り、恫喝し、畏怖を故意的に与えています。
怒鳴ってる本人、見ている視聴者は「面白いから」 萎縮させて恐怖を与えてる事実に目が向かないのでしょう。
あの場面は本当にパワハラにしか見えなく、鈍感な周りが救いを求めてる人の声に気づくことができない情景に見えてなりません。
そして彼女たちは「首を吊る」ことも「帰る場所」も在りませんから。