Dkn さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「Super Human Samurai ~♪」
スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド、略称「SSSS」。アメリカ版グリッドマン、そのOPです。
システム、セキュリティ、プログラミング、ハッキング、当時の子供どころか大人が理解できなかった単語の応酬。
「電光超人グリッドマン」のリメイク。“時代が追いついた”とはまさにこの事でしょうか。
【電光超人グリッドマン第一話】
「電光超人グリッドマン」で敵対する悪の親玉、ニッチ産業の申し子、「魔王カーンデジファー」初登場シーン。
自分に振り向かない女の子にハッキングし復讐しようとする少年と、PC画面に突如現れる謎の異空間と怪しい男。
「フフフフフ…ハハハハハハハハハ…!!」
「悪意と憎悪に満ちた貴様の心…それに貴様の作った醜悪なプログラム…気に入ったぞ…」
「わしの名は「魔王カーンデジファー」貴様と志を同じくする者!」
人材を見つけて嬉しい魔王様。仕事を褒める良い上司ですね。因みに魔王は小さいモニターからしゃべっています。
カーンデジファーの協力者「武史」少年は根暗ヒッキーを具象化させたような家庭環境に難ありなハッカー少年で
毎回、武史が作った怪獣のプログラムをカーンデジファーが命を与えて電脳世界で暴れ回らせるパターンでした。
特徴として再生怪獣よろしくバージョンアップした怪獣を戦わせるようになってきます。原型になる怪獣は13体。
リサイクルし繋ぎあわせや部分利用をするのは円谷プロのお家芸。バージョンアップ怪獣を見るのが楽しみでした
パソコンに残ったデータを再利用する賢さが、一度作ったプログラムに対する製作者の愛着に繋がる気がしますね。
ネットの一般流通から一年程の時代に、日本全土を掌握出来るはずもなく小口から契約を取るカーンデジファー。
そんな時代から30年弱…、世界に広がる立派なネットワーク文化が根付きました。今がチャンスです!魔王さま!!
コンピューターワールドで実体化した怪獣が現実世界の家電製品やシステムを暴走させ不具合を起こさせる、
「非現実世界から現実への影響」が特徴的で、このフォーマット「電脳世界の争いと現実への影響」を扱う作品は
「Tron」「攻殻機動隊」「デジタルモンスター」「.hack」「SAO」「Ready Player One」「Search」など、
別世界での話としては12月21日公開の「シュガー・ラッシュ:オンライン」など該当し、多岐にわたります。
何十年ぶりのウルトラマンシリーズアニメ化が許されずグリッドマンならと提示された経緯も結果的に功を奏した
「SSSS.GRIDMAN」への長い前置きでした。アンドロメロスはねーだろ円谷さんよぉ。せめてGかパワードくらいさぁw
続きは最終回後に書きます。(まさかの本編一切触れないクソレビュー)