dbman さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
えろおおすぎ
原作未読
先日『エルフェンリート』を観た流れで同じ原作者・岡本倫さんの作品ということで視聴。物語開始早々に序盤から引き込まれ、作画の綺麗さやテンポの良さもあり最後まで一気に観てしまうほどに楽しめた作品でした。
ただ、物語の本筋となる部分は面白かったものの、結構なシリアス設定でありながら、エロ要素が多すぎた点には退屈を感じることもしばしば。エログロ要素は原作者の持ち味ということも承知しているけれど、正直無駄にエロやシモネタが多すぎたので、魔法使いたちの悲壮感がなさすぎて興醒めしてしまったことも否めず…。
個人的にはせっかくの面白い物語を上記に記した点でぶっ壊してしまっているように思われ勿体無いなあなどと思ったり。とまあ、突っ込んでも仕方ないところを綴ってしまったけれど、こういったダークファンタジー的な要素の色濃い作品は私の大好物ということもあり、この作品も全体としては十分に楽しませて頂きました。
一方で気になったのが、終盤の展開が急ぎ足すぎるなあと感じたたため、視聴後に調べてみたところやはりというか制作側の諸事情があったよう。原作ではコミック6巻分の内容をアニメ版では4話に詰め込んでいたらしくあのような終わり方となったことにも納得。どうやら元々は2クールを予定したいたとも汲み取れる記述もありました。また、そういった事情もあってか原作を追い越したネタバレをアニメで先に放映してしまったりとネット上では非難の嵐があったようです。ともあって終盤が丁寧に描かれていると思われる原作漫画の方も機会があったら拝見してみたいと思っております。
▼キャスト
村上良太:逢坂良太
黒羽寧子:種田梨沙
橘佳奈:洲崎綾
カズミ・シュリーレンツァウアー:M・A・O
鷹鳥小鳥:田所あずさ
▼制作情報
アニメーション制作:ARMS
原作:岡本倫/漫画:全18巻
監督:今泉賢一
脚本:北島行徳
キャラクターデザイン・総作画監督:烏宏明