ジャスティン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
自分自身の「愛」を求めるために...私はどんなことだってしてみせる
[このアニメを視聴したきっかけ]
この前に『あっちこっち』を視聴していたのですが、こういう恋愛もありだよなあと思い、『桜Trick』のような百合要素があると言われていたこの作品に出会いました。友達からもお勧めされていたので、是非視聴をしてみようと思いました。
[評価するべきところ]
{netabare}
まさかの一挙放送で終了するぐらい面白い作品でした。よくよく思ったら、私の好きな『超展開』『鬱?』『恋愛』といった『efシリーズ』みたいなポジションがかなり揃っていて似ていたように見えた。でも、『ef』とは違う点もあります。それは主人公がなんというか、痛々しいキャラという設定は初めてでした。主人公が痛々しいというのは中二病みたいとは違い恋愛要素の痛々しいキャラという感じです。
この作品の評価するべきポイントは、これこそ『愛』という目に見えないものが自分自身はどう思っていて、自分でいう『愛』という感情はどういったものなのかを考えさせられます。前半の話は主人公が可愛いといった点で、他人からナンパ的なことを吹っ掛けらることが多い描写ですが、後半では、他人では主人公自身の愛についてを必死に自分で考え、答えを探していくような描写が多く含まれている。このような展開は『ef』でいう1期と2期の半ばを表しているようだった。
{/netabare}
[感想]
{netabare}
物語 ★4.5
物語の内容が深いことや、キャラクター一人一人にそれぞれの愛があることを上手く表しているようで美しかった。7話になってからの超展開と、カナリアのED、飛騨さんが殺された時は衝撃でした。最終話も特にお勧めで、しおちゃんの成長が見れたときの感動もうやばかった。「私は人形じゃない!!」はさとうにとって、大きく響くものだと思いました。いつも自分の意見に賛同してきたのに、いきなり嫌い呼ばわりされるときの絶望感はこの作品にとって重要な意味を持っており、愛というのはこういうこともある。一瞬でボトルが割れてしまうこともあるということを伝えてくれてありがとう。
作画 ★3.5
実はこのアニメーション会社の作画を見るのは初めてでしたが、この作品だったからなのかシャフトっぽい演出面に近く、演出面がとても良かった。人物の表情、しおちゃんに表していた母親のシーンはある意味裏切られた感じがしました。最初はさとうに対してしおちゃんを守ろうとしているのか、それとも、嫌いだからなのか全く予想つかなかった。超展開の良さが引き出した点と作画の心理描写がシーンが上手くマッチしていた部分が多くありました。そして、キャラクターの闇落ちシーン。特に、さとうの母親はトラウマ。見ただけで、「この人はやばいな...」という雰囲気が漂わせることに成功したのは凄かった。正直にいうと、絶対に死んでいたと思っていました。確実にさとうが殺したんだなあ、と思っていたが、まさかの生きてたけど、あれ?部屋は?って戸惑っていました。普段アニメ視聴するときは、そこまで考察しないように見ているので、ありのままで視聴しているので、衝撃が多かった作品でした。その衝撃を受けるのが、好きなんですけどねw
{/netabare}
まさか一挙視聴アニメになるとは、本当に久々でした。
このアニメに出会えて本当に良かったと思いました。