ダレイオス さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
いかにも企画者が声優学校だな・・・というものでした。
声優学校をテーマとしたものとなっていて
15分アニメの4話完結もの
企画は「代々木アニメーション学院」となっているので
声優学校の宣伝アニメてことでしょうね。
内容はデビューしていない主人公の男性が声優学校で頑張っている様子を描いている
ものとなっている。簡単に声優になりたい動機が語られて
練習したり、住んでいる家は学生用の物件でボロいけど頑張っているみたいな描かれ方をしていて無難な内容かな
声優を目指した動機に関しては割と雑ぽく描かれていたので
そこまで真剣ではなくてチョットしたきっかけでやり始めようと思ったで
声優学校の宣伝アニメらしく最初のハードルは低く描かれてました。
そして住んでいる家は引っ越してきたので、そこにはUSBのメモリーが置いてあったのだけど
そのUSBのメモリーには音声で自分は声優を希望していてその夢を目指して頑張っていると録音
されたデータで、前の入居者がのちの入居者の学生に一緒に聞いてもらいために残したものだけど
それを聴いた主人公がある日、その声の持ち主の女の子と出会うというストーリー展開で
その女の子は舞台では緊張して上手く喋れなくて苦労している的な描かれ方をしていました。
そしてそれが気になった主人公がその女の子と交流するものとなっている。
女の子は悩んでいて、色々声優学校の先生に言われたりで悩んだりや
上手くいかないと、その自分がやっている役に申し訳ないと考えてしまうことから
失敗してしまうという悩みの部分が描かれていて悩みの部分は無難かな
そして主人公が一緒に練習をしてあげて、すぐに緊張しなくなるので
展開としては盛り上がることはないかな
解決までのきっかけはあっさりしているので・・・問題が上手く解決して
満足感がある内容ではないですね。
あくまでも簡単に解決するストーリー
主人公は声優学校の劇で自分は頑張っているつもりでいたがたいした役をもらえず
その理由を先生に聞いてみるのだけど
先生には上達はしていると言われるが他の人も上達していると言われてさらに
主人公には足らない部分があると言われて
落ち込んだりするのだけど内容は無難かな、立ち直ったきっかけは
女の子と一緒に練習している時に
その役は自分と同じでいくら頑張っても評価されてないと気付いて
自己投影して自分と同じじゃないかと感情移入して立ち直るというもので
これもあっさりしていたかな意味はわかりますが特に感心するようなものではなかったです。
声優学校でやっていることは劇をやっているだけなので
声優学校がどういう場所なのかは何となくしかわからなかったな
声優学校を知らない人がみてナルホドな・・・と思える描写は殆どなかったと感じました。
作画については主人公と女の子は無難なキャラクターデザインでしたが
他のキャラはモブキャラに近いサブキャラだからなのか
どことなくテキトーなキャラクターデザインでした。
作画の質自体はギリギリな感じで
いかにも商業用作品ではない作画でしたね。
まあ見れればいいぐらいのレベル
企画が「代々木アニメーション学院」て割には微妙な作画でした。
声優さんについては主人公役と女の子役の方は普通に喋っている時は
とても上手くて、舞台に立ったりしている時は下手な演技になっていて
ストーリー上の都合とはいえ役作りは結構違和感が・・・
他のキャラも主人公が演技が上手いと感動したシーンの演技は別に上手くなかったり
主人公が感動したことに対して共感はしづらいし
声優をテーマにしたアニメなのに、役作りは上手く出来ていなかったな
やっぱり主人公が普通に喋っている時の喋りはそこまで上手くなくして
主人公が上手いと思った人の演技はそれなりにしっかりしてないと違和感があり
しっくりきません。
まとめると声優になるにはあんまりいい家には住めないし
最初はいい役はもらえないし先生には色々細かいことを言われるけど
夢に向かって頑張りましょう的な無難な内容でした。
詳しい技術的な描写があるわけでもないし
声優学校が何をやっているのかは何となくしかわからないのも特徴で
困難の克服の描写も尺があるわけでもないのであっさりしてますし
声優学校の宣伝アニメなんで色々と当たり障りがない程度の描写で
手の内を見せているわけではないので
そこまで内容が面白いものではないし関心もしませんでした。
作画は微妙な感じで演技自体も役作りが上手く出来ていなくて
アニメーションの作りとしてもイマイチかなと思うし
全体の評価としては微妙な出来のアニメ作品かと
いかにも企画者が声優学校だな・・・という微妙なものでした。