鰺鱒 さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なんか格好いい。なんかクール。
[2018/12/07 v1]
[2020/02/15 v2 タイトル修正・軽微な修正]
読んではいないが、原作の存在はかなり前から知っていた。
このOVAと同時期あたりに、やはり雪風をタイトルとしたコンバットフライトもののPCゲームが発売されていたと記憶している。当時はまともなPCを持っていなかったこともあり、購入せずじまい。それをこじらせてか、最近になってBlu-ray買ってしまった。あまりCVを気にしないほうなのですが、視聴後にクレジットを見てびっくり。まさかまさかでした。とてもキャラクターにあっていたと思います。
中身のほうは、雰囲気重視なのかな、と。
原作は30年以上前になるらしいが、南極に出現した超空間でつながった地球と「あちら」。そのあちら側に居を構える軍隊という設定はGATEなどに繋がる世界観か。
基本はハイパークールな戦闘機による空戦。自衛隊協力を取り付けていたこともあって、空戦の描写は映像も音響もカッコいいの一言。航空機、空戦好きとしてはこれだけで楽しめる。
そして主人公の愛機が、今日で言うAIのすごいやつを搭載しており、意思を持ち、あげく精神科医に「存在」としてプロファイリングもされ、主人公と絆を深めていき、、、最終的には主人公共々、正体不明の存在・ジャムと呼ばれる敵にも興味を持たれて追い掛け回される・・・・と
お話は有って無きが如しと思います。数ある疑問に何一つまともな終止符を打たないまま幕引きとなり、その点ではもやっとします。
主人公(深井零)と準主人公(ジェイムズ・ブッカー)が無闇に近しいのがちょっと気持ち悪かったですね。とくに最終盤のブッカー少佐の叫びは、見ていてきつかったです。腐りモノがお好きな方には、この二人の関係性でも本作を楽しめるかもしれません。
ムッシュかまやつの歌は正直なところ笑ってしまった。ただ、最終話の後だけは「ありかも」と思った。