たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ユニコーンよりはずっといい。
正直、期待など一切していなかったけど。。ガンダムUCよりはずっと前向きで、新しいガンダムだと思った。
福井晴敏さんは「ヤマト2202」があれだけグダグダなのに、ガンダムとなると、イデオンのオマージュなんか出してきたりして本当に富野作品が好きなんだろう。
キャラクターデザインや映像センスも、安彦さんや富野さんが好きな人にはおそらく不評だと思うが、内容が硬派なのに対し、声優もキャラクターもデザインも何もかもオールドタイプではなく、まさに「ニュータイプ」らしい新しい時代のガンダムであり、アナザーガンダムの「ガンダムseed」や「ガンダムOO」や「オルフェンズ」の良いところを総動員して、気合を入れてアップグレードした感じが好感触だった。
富野監督はオープニングの「コロニー落とし」のシーンを「また新しいことにチャレンジしていない焼き増しでムカつく」と評したらしいが、もはや「ガンダムシリーズ」も「スターウォーズシリーズ」のような、一個人の物差しで図ることのできない一大産業なので、今後は日本だけでなく「世界」を相手して勝負するだろうことは間違いない。そこは「ドラゴンボール」と同じである。
話の筋はもはや歴史的整合性がわけわからなくなっているが、ひとつの映像作品としてはとても満足できる傑作だと思う。
これまた次に来る「閃光のハサウェイ」がキャラクターも刷新して、モビルスーツの質感も変えたりなんかして新しいことに挑戦しようとしている感じが、本当に素晴らしいと思う。
今後も付き合います。