dbman さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
うんこくそばば
第1期に続いて、続編となるこのNEXTも最後までぶっ続けで一気観してしまったほどに楽しめました。
登場する主要キャラについては、第一期のレビューの方でほとんど書いてしまったのだけれど、あいも変わらず皆様ぶっ飛んでいらっしゃいました。
{netabare}期待していた加藤英美里さんが演じる新キャラ・高山ケイトですが、グラマラスなボディを持つ15歳の美少女でありながら、屁をこきながら歩いちゃったりと、まさかのオヤジキャラ。妹・マリアからはウンコクソババアなど罵られながらもその溺愛っぷりはとても微笑ましく、出番こそ少なかったけれどそれなりに満足いくキャラとなっていました。
またこちらも出番は少なかったけれど新キャラとして登場した生徒会の遊佐葵(声:伊瀬茉莉也)。キャラデザに若干のテキトー感があったけれど、小鷹へ偏見がなかったりと他とは違った慣性を持っていたり疑うことを知らない純粋さがとても愛らしかったのでもう少し彼女の出番が欲しかった。役回りとして仕方ないのだろうけれど、隣人部で夜空と星奈にボッコボコにされているシーンはちょっと可哀相でいたたまれなかった;;
そして、楠幸村。前回のレビューでは変な感情が沸いてしまいそうとしてあまり触れないようにしたのだけれど、やっぱ女の子だったんかーーーーーーーーーい! 『ときメモ』の伊集院ヨロシク!とばかりのヤリクチが汚いわあ、酷いわあ、男心を弄びやがって…。まあ、部員の皆に女の子と認知されてからも、特別視されることなかったし、最終回ではどこまでも舎弟を貫くその従順さに格好良さえ感じる素敵なキャラだったけれども。
その他、夜空や星奈など主要キャラについても綴りたいのだけれど、また長文になってしまうので心苦しいが割愛させてもらう。その上でキャラとして純粋に一目惚れしてしまったのが、金髪ツインテールのコスプレをした理科ちゃん。しばらく誰だか分からなくて新キャラ? なにこの可愛い子! と困惑していたが登場した際の下から目線アングルといいめっちゃ可愛かったw
今作でも至るところで笑わせてもらったわけだが、印象に残っているクソ笑ったシーンとして、ケイト初登場シーンで、ケイトからお仕置きを受け泣きながらやめてと懇願するマリアの「痛いですごめんなさい私が悪かったです! おネエさ…バァバァ!!!!」は腹抱えて笑ったw また小鳩誕生日のエピソードでマリアが家に来たときの小鳩のセリフ「せっかくのいい日がうんこ色になった」は私の中では名言レベルw
名言といったらどこだったかエピソードは定かではないが、星奈のセリフ「なんでリアルの会話には選択肢とセーブポイントがないの?」は実用性のある名言と言えそうだ。
癒されたシーンのひとつとしては、前作に引き続いて小鳩の愛らしさに毎度のことながら迫る星奈、それに恐れおののく小鳩の「やっ!」が堪らなく可愛くて、演じている花澤香菜さんもろとも好きになってしまいそう。いや好きになってしまったなこれは。
物語は中盤までは前期同様に笑いが止まらなかったり癒されるものだったのだが、星奈の告白を皮切りに様相が変わっていき、最終回は超能力バトルもののような展開にあっけに取られてしまったw しかしながらここで繰り広げられた会話劇は、作品テーマの性質上いつかは誰かが切り出さないといけないものだったので受け止めるしかなく、それを一手に引き受けた理科が純粋に良い奴すぎて感涙しそうになってしまった。
夜空の動向も気になるし続きはよ! といった終わり方だったので、第3期があるのか分からないが首を長くして待ちたいと思っております。原作は全11巻ですでに完結しているようだが、そちらはどういった終わり方なのか気になるところ。{/netabare}