ゆ~ま さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
上振れしてくれた分だけ好評価になったと思います。
原作は1巻のみ既読(発売当初に触れて)。
総評や採点などなど-----
●総評●
{netabare}
この点数になった理由は、タイトルにありますように。
真っ先にこう書いてしまうのはアレですが、
正直放送前はそれほど期待してませんでした。
コミックス1巻を読んだ時の感想は
・作画やデザインは可愛い
・だけどイマイチ盛り上がらない
そんな風でして、以降続刊を買うことはありませんんでした。
(基本きらら系信者?ですが、他誌も気にはしてます)
という期待値の低いスタートだったわけですが・・・
アニメについては文句無しで周回できる完成度だと思います。
原作を否定したいわけではないことを強調しつつ、
声が付いたり、動きが加わったことによって
良い方向に発展したと思えます。
{/netabare}
●物語●
{netabare}
最終話を観る頃には
「この作品はきらら系連載じゃなかったっけ?」
と思ってしまう程には勘違いをする出来だったかと思います。
勘違いが無いように書くと、かなりアニメ化を褒めてます。
かなり現代的な吸血鬼と、彼女が大好きな女子高生。
そしてそれを取り巻く人々(?)。
観直してみると、意外と登場人物少ない割に
ネタやストーリーは動いていたと感じます。
(正直ヴァンパイアハンターは必要だったのか?とは思う)
ネット通販で血液を売ってるかどうかを調べましたが・・・
やっぱり無いですよね~、そんなところw
それからソフィーとエリーの財源は何処にあるんでしょうか?w
食事になる血液もですが・・・
ソフィーの趣味、エリーの家財道具代などなど気になりますw
{/netabare}
●声優●
{netabare}
ソフィー役の富田さんには
相変わらずの演技の幅の広さに舌を巻ました。
エンドロール見ないと気が付かない声優さんの一人です。
個人的に注目していたのはやはり和氣さんですね。
空気を読まず、我が道を行きつつも、
灯やひなたにも優しくしてくれる、
そんなエリーにピッタリだったと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
物語的な部分にもなるかもしれませんが、
序盤・中盤・終盤と話を経るにつれて
ゆっくりとでも確実に近づいていく4人が
上手く描かれていたと思います。
ソフィーの日常に飛び込んできた灯。
ひなたと灯の仲(?)に突如割り込んできた形のソフィー。
「吸血鬼vs人間」という意味合いでの灯とエリー。
当初は接点が無かったひなたとエリー。
それぞれ元々結構微妙な存在だったはずが、
徐々に一緒に時間を過ごしていることが自然に感じられる。
そんな不思議な体験をさせてもらいました。
それでも随所に描かれる
「吸血鬼と人間」という絶対的な相違からは
何処か寂しさも感じましたね。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
記憶にある限りで原作と比較してみますと
アニメのキャラデザはちょっと方向性が異なるのかな?
と感じないでもないですが、
やはりと言いますか、見慣れてしまうと違和感は無くなりました。
それでもどのキャラも可愛いと思えるデザインで
このジャンルとしては問題の無い出来栄えだったと思います。
同時に最終話まで一定レベルを維持し続けていたのは
このジャンルにはとても重要だったとも思います。
(他社他作品とでは無く、同作品内の比較という面で)
やはり気が付きますし、残念な気持ちになりますから・・・。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OP・ED共にメインの4人による歌唱曲でしたが・・・
個人的にはOPを推したいと思います。
テンポの良い曲調、中毒性のある歌詞、共にツボでした。
{/netabare}