イムラ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作を上手くアニメ化した好例だと思います
<2018/11/28初投稿>
リアタイで観てました。
原作は最近まとめ買いして一気読み。
今回はその記念レビューです。
つくづく思ったのは「子育て大変だわー」
主人公ダイキチは衣料メーカーに勤める30歳独身彼女なし。
ひょんなことから祖父の娘"りん(6歳)"を引き取り、一人で育てることに。
そんなダイキチの子育て奮闘記です。
ダイキチはガタイが大きく、人当たりはいいものの不器用で「女性と子供」が苦手。
朴訥キャラです。
りんは幼いながらしっかり者で趣味嗜好が年寄りじみてる。
ダイキチはりんを育てるためにいろんなものを"犠牲"にしたり、"妥協"したり。
でもそれは犠牲なのか?妥協なのか?
と自問自答したり。
毎日いろんな葛藤と闘い続けるのでした。
そうした日々の奮闘が一つ一つ丁寧に描かれた作品です。
人の親になるということ
人を育てるということ
そういったことについて考えてしまいました。
そんなこと書くと、子育て経験者の方から
「りんみたいな手のかからない子なら楽だよ。普通の子育てはもっともっとしんどいよ!」
と叱られてしまいそうですが 笑
あと、りんの"こどもの可愛さ"がうまい加減で描かれてますね。
あまり他に類のない、ユニークな子育て漫画です。
アニメの感想はここまで。
漫画原作のことにも少し触れておきます。
重大なネタバレを含みますので「原作未読の方」は閲覧注意!
アニメでは原作の4巻まで、りんの幼少期、小学一年までが描かれてます。
{netabare}
原作ではその10年後、高一になったりんと40歳になったダイキチのお話に続いていきます。
一言で言えば、りんが大学入学後に、りんとダイキチは結婚します。
アニメのみ視聴された方は「なんで?」と思われるかもしれません。
ネットの評判でも賛否両論のようでした。
でも、私は自然な終わり方だな、と思ってしまったのです。
だってこの漫画、最初っから
「"枯れ専"のりんがダイキチを追っかける」
話に思えたから。
{/netabare}
そういう雰囲気が感じられたんですよね。
以上、読書感想文でした。