Progress さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私は生きている?
ゾンビが生きていましたね!
私は地方を愛しているので、こうやってご当地を扱う作品は大好きです!
佐賀に縁をもった少女達の芯のある生き様を見ることが出来ました。
それこそ、生きた人間が生きるという意味を問い直すほどに、彼女たちのゾンビとしての生き様は、力強かった!
{netabare}
【物語への感想】
最終話見た後だと、続編への期待を持ってしまいますね!
「フランシュシュ」に与えられた命は、まだ尽きていないように見えました。
彼女達の過去と現在に向き合うシリアスを、コメディによって明るく、前向きに向かわせた、とても楽しい時間でした。
序盤は、ゾンビになったという現実とアイドルをやらされるという理不尽を受け入れる時間がありました。それが、その後の彼女達の悩みに対するグループとしての解決を描く環境づくりになり、一人躓けば誰かが支える物語であることを自然と受け入れていました。
【キャラへの感想】
中盤から、各登場人物の過去と現在への掘り下げを各話で行ったために、彼女たちの生き様が強調されていたのではないでしょうか。
様々な時代から少女達が集められつつも、世代間の緩いギャップコメディとして見れましたね。
様々な時代と状況で、人に自分を見てもらうことをしていたフランシュシュのメンバー。
そう考えると、源さくらは、知らずに誰に見てもらっていたのでしょうか?
だれか一人だけが見ていた、それは、フランシュシュの最初の路上ライブで最後まで残ってくれた女の子のように、その人の心に残ったのだろうと、感じさせてくれた最終話でした。
【最後に】
アイドル物として、ご当地物として、ゾンビ物として、様々な視点から見ることが出来るこの作品。
見る人によってジャンルが変わるということなら、多くの人の好きなものの琴線に触れるのかな?
そういうことで、だれかにオススメできますね!
{/netabare}