Progress さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
注!ほとんど男性声優についての無駄話
あのドワーフの声が中村悠一さんということがびっくりしたため、声優の所はポイント高め。
そもそも中村さんといえばCLANNADや氷菓、マクロスFに代表される、高校生の若々しい青年のイメージやギルティクラウンや東京喰種などでの落ち着いたキャラの声、時にはBLAZBLUEのハザマや、ドリフターズの島津義久などの狂った演技にも定評がありますよね。
中村さんの演技という面では、シングルファザーで子供を育てる甘々と稲妻の犬塚公平は中村さんのCLANNAD以来の父性というものへの演技を感じることが出来たのかなと思います。
今回の驚きは蒼穹のファフナー EXODUSでダスティン・モーガンを演じられたときのここまで渋く演技できるのかと驚いた時以来ですね。今回の鉱人道士の演技に対する驚きは、こんな声も出せるのかという、山寺宏一さんの声の多彩さに驚くことと同じような感覚です。
今作品で共演している杉田智和さんは、中村悠一さんとただならぬ関係のようですが、杉田さんに関しては、杉田さんの声を感じつつも、その役柄に合わせて演技を変える印象です。代表作と言えば、涼宮ハルヒの憂鬱のキョンや銀魂の坂田銀時ですね。
妖狐×僕SSの青鬼院蜻蛉あたりのSM判定するネタキャラに代表される、場の空気を杉田コメディに変えるような杉田さんに求められる演技というのがわかるキャラや、ジョジョの奇妙な冒険(2012年 - 2013年、ジョセフ・ジョースターのようなおちゃらけた性格と熱い性格を合わせたキャラ、コメディとシリアスで切り替えがあるキャラを演じられている印象です。
今回の蜥蜴僧侶に近い演技については、なんとなく聞いたことがあるのですが、ラジオで色んな声優のマネやオリジナルドラマをやっているから、そこで親しいものを聞いたのかな。
杉田さんの演技する主役級の人物で言えば、影鰐-KAGEWANI-の番場宗介ですね。
さて、主役であるゴブリンスレイヤーの梅ちゃんこと梅原裕一郎さんについても触れましょう。
この人の声は男が惚れるようなイケメン声であることが特徴です。
初めて聞いたのはヤングブラック・ジャックの間黒男ですかね、あの作品はコメディとして見ていた気がします。
イメージとしてはマジきゅんっ!ルネッサンスの一条寺帝歌に代表されるような身勝手なイケメン男のイメージがあり、神撃のバハムート VIRGIN SOULシャリオス17世や多田君は恋をしないの杉本一もその要素を含んでいるかなと。
落ち着いた演技で言えば銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅のジークフリード・キルヒアイスや、キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesのシズ、ダーリン・イン・ザ・フランキスのゴローあたりでしょうか。
メインキャラクターを今どんどん取ってきているし、それでいて好感のもてる好青年なイメージの声です。
2018年に病気のために休業があったり、ファンという言葉がどうのでこだわりが強そうなことも分かりましたが、頑張ってほしいと思う声優さんの一人です。
まとめ
作品の内容に関して評価ポイントです。
○ゴブスレさんの過去だけを掘り下げ、ゴブスレさんを中心に物語を進めた。良くまとまった印象。
○中村悠一さんの演技に驚いた。
△唇などでかなり女性のエロティックさを意味がある無しに表現した。
○私をチーズにはまらせた。甘露甘露。
○もっとグロでダークな印象があったが、そこは抑えられていた。