ヘラチオ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
そうくるか
ほのぼのとした感じで始まるけど、バトルとかグロとかある。ラストで全て持っていかれた。
端的なネタバレ{netabare}更衣小夜は人間ではなく、妖怪で記憶を改竄され、人間として暮らしていた。箱庭に閉じ込められ、友人も実験に協力する人たちだった。彼らも最後は引き裂かれたり、人間ミキサーされたり可哀想だった。{/netabare}
話の流れ
{netabare}
高校2年生で浮島神社の巫女・更衣小夜は、優しげな友人達に囲まれて私立三荊学園で平和な学生生活を送る一方、父親で神主の更衣唯芳の命により、人間を遥かに凌ぐ力を持つ〈古きもの〉と呼ばれる異形の存在を、それらを倒せる唯一の武器・御神刀で狩るという「務め」を果たしていた。
戦いが激化して平和な日常が破壊されていくうち、小夜は奇妙な過去の記憶のフラッシュバックに苦しめられ、日常の裏に潜む不自然さに気づく。そして、それまで気づかなかった自分自身の精神の不自然さにも気づき、自分が本当に「更衣小夜」なのか、さらには何者なのかさえも疑い始める。
やがて〈古きもの〉による殺戮は、求衛のの・求衛ねねの姉妹など、小夜の身近な友人にまで及ぶ。自分に好意を寄せていた時真慎一郎までもが喰われた翌日、小夜は教師の筒鳥香奈子にせがまれ、古文書がある自宅の蔵を見せることになるが、最初は興味深い内容に見えたその古文書は、本当は白紙の束であったことが判明する。それを見て混乱する小夜の前に、惨殺されたはずの求衛姉妹が現れ、香奈子と共に全てが「茶番劇」だったことを明かす。慎一郎までもが現れて茶番劇の内容が明らかにされる中、小夜は香奈子によって強引に〈古きもの〉の血を飲まされ、全ての記憶を取り戻していく。そして、その場に予定外に巨大な〈古きもの〉が出現したうえ、小夜を放置して逃げ出ようとした一同の前には、カフェ「ギモーブ」の主人にして全ての黒幕である七原文人が現れる。
文人は小夜が記憶を取り戻したことを確認すると、自分の意に反して動いた慎一郎・求衛姉妹・香奈子を不要と見なし、〈古きもの〉達の餌とする。香奈子だけは辛うじて我に返った小夜に救助されるが、結局は小夜の血を投与されすぎた唯芳に首筋を噛まれて絶命する。文人に命じられて小夜に襲いかかり、さらに〈古きもの〉の姿と化した唯芳をも倒した小夜に満足した文人は、慎一郎達と同様に小夜の友人役だった網埜優花や鞘総逸樹、そして自分に忠実な私設兵団と共に去ろうとするが、小夜と過ごした日々の中で彼女を本当に愛してしまっていた逸樹は小夜を庇い、私設兵に射殺される。小夜は文人の理不尽な所業の真意を問いただすべく[注釈 1]、文人の計画のエキストラ役だった町の人々が〈古きもの〉の集団によって喰い殺されていく惨状の中を駆け抜け、ついに文人と優花を乗せて飛び立ったばかりのヘリコプターに追いつき跳躍するが、そのことを予見していた文人の銃撃によって左眼ごと左頭部を吹き飛ばされ、そのまま湖へ落下してしまう。
しかし、小夜は生きていた。誰もいなくなった町の水辺で左頭部の再生を待ちながら、茶番劇とはいえ楽しかった日々を思い出していた小夜は、まだ再生が完了していない左眼をスカートの裾で覆うと、ヘリコプターの飛び去った方向へ駆け出す。そのはるか彼方には、東京の街並みが広がっていた。
{/netabare}
OP
spiral 歌 DUSTZ
ED
純潔パラドックス 歌 水樹奈々
水樹奈々ソングの中でもかなり好きな曲。