まもさん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
どこか懐かしさが感じられます
(第7話まで視聴)
思春期特有の感情の揺らぎを、架空の病「思春期症候群」の罹患から完治への経過を用いて描いている青春ファンタジーです。
登場人物は皆魅力的でコミカルな応酬が多いものの、病を描いていることもあって切なさ、もの悲しさが随所に感じられます。
「思春期症候群」については量子力学を用いて説明されていますが、浅学な私から見ても穴が多いです。しかし、物語としては現状の原因究明以上に、現状においての主人公の振る舞いや、それに対する周囲の感情の変化というのも重要な要素です。本作では、その辺りの描写やセリフ選びは非常に丁寧にされています。
主人公は斜に構えた性格で、そこそこ昔にこういう主人公流行ったなあと懐かしい気持ちで見ていました。今後も楽しみに見続けます。