べる さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
最終的に評価下落。
小説・コミカライズ共に原作未読。6話まで視聴済み。
ゴブリンというRPGではザコ敵としておなじみなモンスターを狩るお話。
これだけだと「灰と幻想のグリムガル」を思い出す。
あの作品も結構生々しく描かれた良作だった。ゴブリンは大した敵じゃないってのはRPGの中だけで、もしリアルにああいうのが居たら相当やばいと思う。
想像するなら小学校高学年くらいの子供達が集団でナイフや剣やら弓で襲ってきた場合、どのくらいの人間がそれに対抗できるのか。そんな感じだろうか。
普通に武器を持たない小学生に負けることはまず無いだろうが武器+集団という要素が加わると一気に評価が変わる。そこを想像できるかできないかでこの作品に対する評価も変わるんじゃないかなと思う。
見ていると設定上のツッコミたいところは結構多いがそれを言い出すともっとひどい作品はある。それこそ山のように。とはいえ、このご時勢にここまで描写したのは素直にすごいと思う。陵辱設定は正直必要なのか疑問に思うがこの設定が無いと主人公がどうしてあんな風になったかの理由付けにならないらしいのでそのあたりが放送されるまでは言及しない。(6話の時点で「これがそうなのかな」と思える描写が少しだけあった)
作品としてはエログロに頼っている作りでは無くRPGの舞台裏を見ているような感覚がありファンタジー好きなら楽しめると思う。どこかロードス島戦記を思い出す雰囲気を感じたが調べるとTRPGがベースとのことで納得。
RPGで言う冒険は本来、命のやりとりが切っても切れないもののはず。そのやり取りを見せてくれる作品は非常に少ないので今後も興味深く見ていきます。
12/30追記
全話視聴完了。
振り返ってみると出オチ作品感は否めない。粉塵爆発やカナリア、ビホルダーなど使い古されたネタが続く。終盤の牛飼い娘の行動にイラっとさせられる。危険な世界であると言う割りに主人公の関係者には被害者が出ない。
1話の緊張感は何だったのか。シリーズ構成が中途半端なせいでgdgd感が最後に残ってしまった。