ジャスティン さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
自動手記人形と「愛してる」
[視聴しようとした理由]
いつか見ようと思っていたのに、ここまで遅くなってしまった。放送時期の頃はこのアニメはやばいとしか聞いていなかったのでかなり期待して視聴をしました。それに気づいたときには、2話まで行っていたので、1話から見たいと思い、放送時期には視聴せず、いつの間にかここまで遅くなりました。
きっかけとしては、最近京都アニメーションの作品や感動するアニメを多く見たので、何かを伝えたいというメッセージがあるアニメを見たくなり視聴することにしました。
[本編の魅力考察]
今回の素晴らしいのは、特にストーリーと作画が一番凄いところ。
■ストーリー
ストーリーでは、1話1話が全て完結する物語で、誰かに自分の気持ちを伝えようと【手紙】を書きます。自動手記人形のヴァイオレットはその人たちのために【手紙】を代筆する物語。ヴァイオレットは人形だったが、少佐の最後に言った【愛してる】を知るために、自動手記人形として奮闘する物語というのは、ベタな話だと思うかもしれないが、シンプルだからこそ基本的なストーリーなので、感動する部分が分かりやすい。
■作画
作画面では、もう完璧というぐらいに完成されている作画で描いている。もう芸術に近いような作画をされており、アニメ超えているように感じる。建物の細かいレンガ、草や森、地面のアスファルト、人物の動きといったもの全てがリアル感があり、何もかもが絵の中で生きているといっても良い。
京都アニメーションは、作画面で凄く評価があるのは有名ですが、ここまで最新のアニメで行うとこのような完璧すぎる作画になるとは...言葉に表すことが出来ないほど本当にこの作品にとっても、今後の作品にとっても素晴らしいと思う。
[本編についての感想]
今回伝えたいテーマは【人脈】【愛情】だと感じました。
人脈があるからこそ、人と人は出会う。愛情があるからこそ、戦争をしてでも待っている人がいたり、誰かの未来のためにどんなことでもしようことが
後悔をしたくない、その人が悲しまないために行うと良いことをこの作品で教えられました。
今回のテーマをおっしゃいましたが、個人的に5話と10話が一番好きでした。
5話の話はロマンチックの話で、出会い方はベタかもしれないかもしれないけど、ベタな話がこの作品に合っているような感じがする。それがヴァイオレット(花)のように美しい物語が素晴らしいこともあるのだと知りました。
また10話では、娘のためにと50年分のお誕生日の手紙を送るというのもベタな話というよりかは素敵な話。
私もそうですが、手紙って実際に届くと嬉しんですよね。現代では、SNSやメールといった方法がありますが、確かにそのほうが、連絡も取りやすいし、容易に出来るけど、手紙のメッセージとメールでのメッセージでは、大きな変化があります。それがこの作品でいう「愛情」だと思います。手紙は嫌々で送る人なんていません。確かに仕方なく書くという例外はありますが、自分が手紙を書きたいと思ったときは絶対その宛先は、友人や家族、亡くなってしまった人、愛している人、お世話になった人など、自分がその人に対して感謝している人だと思います。手紙は愛情を素直な気持ちで伝えるものだと教えられた作品になりました。