101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
天使や悪魔や自分に“らしさ”を期待するのはもう諦めようと思ったw
原作コミックは未読。
天界&魔界から人間界に女子高生として修行にやって来た、
天使&悪魔の本分からは明らかにズレているw
四者四様が織り成すコメディ作品。
ネトゲを始めとした下界の煩悩に囚われ“駄天使”と化した
天使学校首席の成れの果て・ガヴリール。
悪魔的行動が取れず人間界で清く正しい生活を送る天使過ぎる悪魔・ヴィネット。
悪魔の心を“おもちゃ”にする等、ハプニングを愉しむ
ゲスい趣味に目ざめた天使学校次席の成れの果て・ラフィエル。
大悪魔を自称するも、尊大な態度が可愛い&
色んな人や天使や通販や犬にカモにされる悪魔・サターニャ。
それぞれ単体で眺めるだけでも笑ったりギャップ萌え?したりできますが、
各々の天使&悪魔がズレたお互い様にペースを乱される
コンビネーションギャグ?も軽快で楽しいです♪
眺めていると、自分らしさに囚われ悶々としている自分が馬鹿馬鹿しくなってきますw
そこら辺の教典や説法よりも余程ハッピーな気分になれる?
ありがたいギャグアニメだと思います。
天使&悪魔四人の内輪で繰り広げられる相互主観イメージの交錯だけでなく、
他の一般人がそんな彼女たちをイマドキのJKとして先入観を持って言動を観察、解釈し、
自己完結の内に困惑を深めていく描写にもクスリとさせられました。
あの喫茶店マスターの入れるブレンドコーヒー……。
口にすると、さぞ渋い大人の苦味が広がるのでしょうねw
好きなキャラは主要四人は皆好きですが、
強いて挙げるとしたらヴィネットでしょうか。
実際、私は七話のヴィーネ回が一番観ていて幸せな気分になりましたし。
{netabare}チョイワルにも達していない悪魔的行動に
懸命に試行錯誤するヴィーネは相変わらず天使でしたw
自堕落を極める天使・ガヴリールが天界から仕送り減額されるのは仕方ないとして、
ヴィーネの仕送りカットはチョット可哀想だと思いましたw
魔界が不条理なのは当然だと分ってはいるんですけどね……。
ついでに寝床で夢想する数え歌まで天使な辺りにヴィーネの魔界への叛逆を感じますw
挙げ句その透き通るピュアボーカルでガヴリールまでカウントし出す始末w
(ガヴをこんなにいっぱい集結させて一体誰が養うんだよとw)
ガヴリールが一人~♪ガヴリールが二人~♪ガヴリールが三人~♪ガヴリールが四人……。
うん♪今夜もよく眠れそう♪おやすみw{/netabare}