「ANEMONE / 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(アニメ映画)」

総合得点
70.3
感想・評価
86
棚に入れた
431
ランキング
1602
★★★★☆ 3.8 (86)
物語
3.6
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

京田さんの作品は「考える」のではなくて、「感じる」タイプ

京田知己監督は非常にわかりやすいタイプのアニメ監督だと思う。一番影響を受けたアニメは「新世紀エヴァンゲリオン」だということで、冒頭から惜しげもなくオマージュを捧げる。一つはカットインの入り方。二つはフォントの表し方。三つは現実の兵器と架空兵器との戦闘シーンなど上げたらキリがないが、完全にオマージュだろう。

エヴァンゲリオンだけでなく、今敏監督作品にもヒロイン像に影響を受けているはずであり、今回のアネモネのキャラクター像にその片鱗が見え隠れする。

この間、虚淵玄脚本のゴジラアニメ作品が非常に整合性は取れているが窮屈で間口が狭い作品だと評したが、今回の「エウレカハイレボリューション」は全くの逆であり、「間口は広いが詰め込みすぎて脚本が散漫になっているとっちらかったアニメ」というふうに思った。

上記のアニメのオマージュの連続で、これも好きあれも好きと羅列し組み合わせているのは快感だが、お話自体の整合性や伏線などは全くと言っていいほど生かされていない。というよりも、監督本人がそういった整合性よりキャラクターの感情の揺れ動きに趣をおいているため、そういった細かいことはどうでも良いみたいである。一応はラストで前回の一作目と連結したが、半ば強引な力技でありあまり深く「考えて」はいけない。

そうではなくて、個々のキャラクターの心情。。例えば「アネモネ」や「エウレカ」や「レントン」の立場になってアニメを読み進めると、

おそらくは三作目で大きな感動が待っていることになるだろう。

投稿 : 2018/11/12
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サンキュー:

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