まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
多重走
{netabare}全体の話なのか、個別の話なのか、主体の話なのかわからない時がある。一方の走る理由が他方の走らない理由になる、またはその逆、ということもありうるので、基本走るのに走る走らないで分かれると、どっちもどっちになる。
そんななかで、ある人またはある事柄について語られたことが、別のシーンででもその人が答えるまたはその事柄について答えられることで文脈が成立すれば、テーマが一つ奏でられたことになる。
このテーマに共感できればハーモニーになり、でなければ不協和音に感じるのだろう。{/netabare}
2話: {netabare}もののひと話で退室の選択がなくなる。{/netabare}
8話: {netabare}導こうとしているのか潰しにかかっているのか、カケルがどういうつもりなのかわからない。
が、走れるアピールで気を惹いて、持ち上げておだてたり、思い通りにならない者を除け者にしたり。サークルを崩壊に追いやるオタサーの姫と同じ振る舞いで、確かに危険人物になっている。{/netabare}
14話: {netabare}この期に及んでハラハラしたくないので、王子はむしろ安牌として見てた。
タイトルから、個々の事情を取り上げつつも、他のメンバーとの関わりが見えてくる。その一端の後援会つながりで、ユニフォームを揃えたのを見て、支援者目線になったのもあるかも。
王子に関してはとくに関わりが具体的でなく、見守るだけなので、仲間の姿が背後に透けて見え、そこに「前に」だから、背中を押している感じで見れた。
それで十分。
頑張る、について考えさせられる。王子に頑張る以外の要素がなく、頑張ったとしか言いようがないから。{/netabare}