らむね さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
号泣覚悟(期待?)だったのだが・・・
私の中での号泣アニメ第1位はアレです、「あの花」です。
初見では3,4回は本来の意味での号泣、2回目に見た時も涙の量こそ減ったもののやはり何度か涙をぬぐったものです。
他にも泣けるアニメ無いかなと少し調べると、とあるサイトで「あの花」よりも上位にあったのが今作でした。
ずっと気になっていて最近ついに視聴したのですが・・・
結論から言うと、{netabare}期待外れでした。
実は1話で結構泣けたんです。おばあちゃんに別れを告げる女の子の回ですね。それが逆に良くなかったのか、「1話でこの感動なのだから、最終的にはものすごいんだろう」と身構えてしまったのかもしれません。
それから設定のアラが気になってきてしまったのもマイナスでした。いくつか挙げると
①舞台となる回収課には寿命9年のギフティア(アンドロイド)4体がともに働いている。ということは2,3年に1回はギフティアとの別れがあるわけで、それって感動が薄まりませんか?と。
②作中の描写として感じるのは、ギフティアの回収は毎日あるようなものでもなく、1担当につき1週間に1体くらい。つまり課内で週に4体。世界29カ所にあるのでそれで116体。年間で約6000体ってところか。ということは9年前に売れた数が6000体、作ってる企業は全世界に支社がある巨大企業らしいが、一般家庭でも購入できているような価格のギフティア(普通乗用車くらいか?)を年間6000体というのは、全然巨大企業とは呼べない、と。{/netabare}
とまあ批判ばかり書いてしまいましたが、いちアニメとしてはハートフルな良作と言えると思います。ただ「観るにはハンカチが欠かせない」を期待すると、肩透かしを食らってしまうかなという作品でした。