Tom さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
テレビ版をラストまで観てから観にいった
あっれえ…どっかでレビュー書いた気がすんだけどなーー。
どこで書いたんだろ…。
うろ覚え。。。もう一回観にいくかなあ。
テレビ版をラストまで観てから劇場に向かった。
周りは小学生がたくさん。小学生の女の子二人組とか、親子連れとか。
おじいちゃんおばあちゃんも一緒とか。
今までにない層の中で観た感じ。
事故の犠牲者だとしても、加害者のようで、その人を宿に残したのは、のちのちを考えると、大事なおもてなしだったかもしれないけれど。
少し、難しいところに手を出したなあと感じてしまったのが正直なところ。
泣いて泣いて泣いて。
見えなくなる恐怖。
見て貰えなくなる恐怖。
…やっぱリアルタイムで書いたレビューを探し出そう…思い出したい。
神楽?のシーンは美しかったなあ。あの風が心に吹いてくるような清々しさだった。
あった。スマホのメモに残ってた。
以下。
事故のことを語るシーン。
少し信じられない。
人を殺したようなソレを容易く他人に話せるだろうか。
その人も巻き添えをくらった、それによって臓器を失い、食べる楽しみを失った犠牲者なのだとしても。
そんな話をしてしまう程、旅館の心尽くしに感動し、寛ぎ、心が解けて、開いたのかもしれない。
生き延びた喜びを家族と分かち合ったのかもしれない。
罪を確認したのかもしれない。
でもこの違和感は、とんでもなくでかい。
ここでのおっこの泣きの演技は素晴らしかった。
グローリーの登場に安堵し、本当に素敵な女だなと思わせられる。
車でのトラウマによる発作のシーン。握る人形。呼吸、呼吸、呼吸。
鈴鬼?が意外と見せ場なかったなー。出番自体あんまりなかった。味はあったけど。特に草むしりのシーンは最高w
つまり、あのお客も鈴鬼が呼んだようなもんなんだろうな。
鬼が呼び寄せる厄介な客を通して成長する少女。
アニメ版を見終えてから観に行った。
事故のシーンから描かれていて、最初から泣きそうになり、なかなかのヘヴィさから物語が始まり、不思議な感覚に。
実感がない感じと、幻想にすがる心模様。
おばあちゃんも子供を亡くしていて、更には事故に巻き込まれているということで、相手(最初に事故を起こした人なのか、それを避けて来た人なのか、それすら体験したことがなくて知識がない)とのやりとり、お金の話やらなんやら。そういうのを全部、おばあちゃんがやったんだろう。旅館の切り盛り、子供を亡くした悲しみ、事故を起こした人への怒り、幼い子供を自分の歳でこれから育てて行く不安、傷ついた子供への心配り、引き取る手続き。おばあちゃんのことをもう少し描いたら、うり坊のあの必死さに寄り添えるのに。
神楽のシーンはとても良かった。妹に添いながら微笑む姉と、舞う。祖母の縁でたくさん守ってくれた少年と、舞う。続けばいいのにと、終わってしまわないでと、舞う。姿が消え、名前を呼ぶ。応えるように花が舞う。
エンディングの絵で滝に向かう時の二人が。ピンフリがおぶられてた。二人の心の近づきを描きたかったんだろうなー。清めのシーン。ピンフリの涙。
子供が友達同士で来ていたり、家族連れだったり、ここ最近無かった客層の中で観た感じ。ちょっとそれが楽しかった。