きらぼし さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
普通の戦争ファンタジーなら良かった
百年戦争という歴史を舞台にしたのはミステイクと言えざる負えない。この作品で歴史的な考証が何一つまともになっていないことに苛立ちを覚えた。
錬金術についてはただの設定なので論外としても、ジャンヌ・ダルクの性格や登場の時期、そして彼女が異端とされた理由、そのほかに人物たちの行跡・関係の多くがずれていてファンタジーの空想になっている。
私としては思わずそれらを心の中で突っ込みながら見てしまったので、ストレスが増した気分しかしない作品だった。歴史と関係ないただの中世ファンタジー世界という設定で作られていたらそこそこ楽しめたかもしれない。
歴史を素材にするからには考証に力を入れるのはその国をネタにする礼儀という意味で作る側の義務だと思っている。
きっと、イギリス人とフランス人がこの作品を観たら怒るだろう……。(特にイギリス人が)